サイコキネシスって聞いたことありますか? 超能力の一種なのですが、どんなことができるのか気になりますよね。
他にも超能力には予知能力、透視などいろいろな種類があります。
今回は、15種類の超能力一覧と、超能力を題材にした映画の紹介。さらに、実在する超能力者についてお伝えします。
超能力の種類一覧
- サイコキネシス(念動力)
- パイロキネシス(発火能力)
- テレパシー(精神感応)
- 未来予知(プレコグニション)
- テレポーテーション(瞬間移動)
- 透視(千里眼・クレアボヤンス)
- サイコメトリー(残留思念感応)
- 念写(ソートグラフィー)
- 過去知
- 皮膚視覚
- 遠隔視遠隔視
- 空中浮揚
- 幽体離脱
- 心霊治療ヒーリング
- エンパス
ここからは超能力の説明と、超能力が描かれている映画やドラマをご紹介していきますね。身につけることができるなら、あなたはどの力が欲しいですか?
1.サイコキネシス(念動力:意志の力で物体を動かす能力)
念力、心の力で物体を動かす超能力のことです。
同様に物体を動かす力でテレキネシスがありますが、こちらは離れたものを動かす力です。
韓国映画『サイコキネシス念力』(2018年)では、ごく普通の父親がある日突然サイコキネシスを身につけ、娘の店の危機を救うというお話をコミカルに描いています。
2.パイロキネシス(発火能力)
炎を発生させる超能力です。
ギリシャ語の「炎、稲妻」の意味のパイロを動かすという意味です。『クロスファイア』(2000年)という日本の映画では、残忍な女子高校生殺人事件をパイロキネシスの少女が、事件解決に立ちあがります。
3.テレパシー(精神感応)
相手の考え、感情を心で感じ取るまたは、自分の考えやイメージを相手に伝えることができる超能力のことです。
『イン・ユア・アイズ近くて遠い恋人たち』(2014年)という映画では、遠く離れた場所に住み、環境も違う男女が、ある日テレパシーでつながることから物語がはじまります。
4.未来予知(プレコグニション)
未来のできごとを夢やイメージや声で知ることができる超能力をいいます。
『ファイナル・デスティネーション』(2000年)では、主人公の高校生が飛行機事故を予知し、巻き込まれるのを回避することからはじまります。
5.テレポーテーション(瞬間移動)
離れた場所に瞬間移動する超能力のことをいいます。
映画「ジャンパー』(2008年)では、高校生のデヴィッドは、冷たく凍った川に落ちたときにテレポーテーションの能力を身につけました。
6.透視(千里眼・クレアボヤンス)
実際の「目」ではなく、「心の目」で見ることができる能力です。
遠く離れた現象を知ることができたり、予知夢を見たりすることで、未来のことを知ることもできます。
『HEROES』(2006年)では、超能力者が各国から集まり、悪を倒すという大人気ドラマです。
夢でリアルな未来のビジョンをみる能力で、出てくる超能力者たちの将来を予言することからストーリーがはじまります。
7.サイコメトリー(残留思念感応)
物体に閉じ込められた人の思いを読み取る力のことです。
この力は、亡くなったかたからのメッセージを残った人に伝えたり、殺人事件の証拠物件から犯人の逮捕に利用されたりすることがあります。
映画の『サイコメトリー』(2013年)では、女児の連続殺人事件を捜査する刑事が、公園に書かれた絵を手掛かりに犯人を追います。
その絵を描いた少年がサイコメトリーの能力を持つと知り、刑事は事件解決に少年を利用しはじめるのです。
8.念写(ソートグラフィー)
頭で考えた思いやことを紙やフィルムに映し出す能力のことをいいます。
大ヒットした『リング』(1998年)では、ビデオに込められた呪いによって、ビデオを見た人が1週間後に死亡するという恐ろしい念写がテーマでした。
9.過去知
知ることができない過去の事実についての情報を知る力のことです。
アメリカのドラマ『HEROES』(2006年) で、ブリジットは人に触れるとその人の過去を知ることができるようになります。
10.皮膚視覚
指先や手のひらで触れることにより文字や絵を感じ取る能力です。
感情や音を感じ取ることができる能力者もいます。
11.遠隔視
肉眼ではなく超感覚で、離れた場所にある物体を知覚する力を呼びます。
『トリック』(2000年)は、超能力の裏に隠されたトリックを暴こうとする物理学者と、遠隔透視などの超能力者のバトルをコミカルに描いたドラマです。
12.空中浮揚
物体を空中にとどまらせ、浮いている状態を持続する能力のことです。
日本の新興宗教団体の教祖が、宙に浮く写真をご記憶のかたもいらっしゃるでしょう。
映画『ジュピターズムーン』(2018年)で、ハンガリーへの難民の少年が、銃に撃たれて空中浮遊ができる能力を身につけます。
その超能力を利用してお金儲けをしようという医者がいろいろな事件を引き起こします。
13.幽体離脱
肉体から意識が抜け出し、離れた場所から自分の肉体を見ることです。
この能力については、科学的に研究が進んでいて、実験で再現することも可能になってきました。
映画『インシディアス』(2010年)では、父親からの遺伝で幽体離脱の力が備わった息子によって引き起こされるできごとを描いています。
14.心霊治療ヒーリング
手当・手かざしとしても知られる、治療効果があるヒーリング能力のことです。
医学とは異なる方法で精神、肉体の治療を目指すもので、国により保険治療の対象にもなっています。
ドキュメンタリー映画『Heal奇跡の治癒力』(2018年) では、ホリスティックな考えかたにもとづいて、肉体的な病気を治癒した人たちのコメントを集めて紹介されています。
15.エンパス
他人のエネルギーを受け取りやすく、共感能力が高い能力です。
日本人の5人にひとりはエンパスで、国民的にエンパスが多い国といわれます。共感能力が高すぎると、他者のエネルギーの影響を受けすぎてしまい、生きにくさを生じることもあります。
超能力と魔法との違い
超能力とは、
「通常の人間にはできないことを実現できる特殊な能力」
とあります。引用:Wikipedia
魔法とは
「人間の力ではなしえない不思議なことをおこなう術。魔術。妖術」
引用:コトバンク
人間の能力として使える可能性が高いのは超能力です。超能力は、人が潜在的に持っていたり、突然力を発揮できたりするようになります。
ふたつの内容はとても似ていますが、魔法からは少し非現実的な意味合いを感じますね。超能力を使うのは人間で、魔法を使うのは魔法使いという区別がわかりやすいでしょう。
超能力者は本当にいるの
ここで、実在する超能力者たちの力について説明しましょう。
ユリ・ゲラー(1946-現在 イスラエル)
日本ではテレビ番組で、念力を披露していました。壊れた時計を動かしたり、スプーンを曲げたりするパフォーマンスで有名です。
エドガー・ケイシー(1877-1945 アメリカ)
退行催眠を行い、過去生を読み解き、リーディングという能力により人々の病気や人生相談をおこないました。彼の人生相談のアドバイスは、輪廻転生の考えかたにもとづくものでした。
ジーン・ディクソン(1904-1997 アメリカ)
日本で、ノストラダムス、エドガー・ケイシーとともに「世界三大預言者」のひとりとされていた人物です。
大統領にホワイトハウスに招かれ、国際情勢、大統領自身の死についての予言が当たったとされています。
御船千鶴子(1886-1911 日本)
明治時代に千里眼の能力を持つとされた女性で、遠くの地で起こったできごとの内容を言い当て、無くなったものを探す力がありました。
映画『リング』はこの人をモデルに作られた映画です。
長南年恵(1863-1907 日本)
不飲不食で過ごしたり、アポーツ現象という何もないところから物質を出現させる力で「霊水」や物を出したりしたため、生きた神様と呼ばれました。
霊水は、万病に効く薬として多くの人を救ったといわれます。
ニーナ・クラギーナ(1926-1990 ロシア)
政府公認の超能力者で、透視、サイコキネシスの力を持っていました。
手を触れずにカエルの心臓の動きを止めたり、ものを動かしたりしました。
サイコキネシスを使うときには体の痛みが大きく、リスクが大きかったのですが、ニーナは科学の発展のために政府に協力を惜しまなかったのです。
インゴ・スワン(1933-2013 アメリカ)
幽体離脱を経験し、CIAでトレーニングをしたことで、遠隔透視の正確性を高めました。
水星、木星の遠隔透視の内容は、実際の探査機の観測内容と一致しています。
プロトコルを作成するなど、後進の超能力者育成にも貢献したほか、予知能力もあったことで知られています。
ナンシー・マイヤー(1945-現在 アメリカ)
マダム・モンタージュと呼ばれ、透視能力で犯人の顔を描くことで、FBIの捜査に協力しています。
事件に関する透視をおこなうことで、証拠発見に協力し、犯人逮捕の役に立っています。
まとめ
今回はいろいろな超能力について説明しました。超能力が描かれている映画やドラマについてもお伝えしました。気になるものがあったら、さっそく観てくださいね。
どうやら超能力はファンタジーやSFの中のお話だけではなさそうですね。
否定的な意見も多い中、国を挙げて超能力を研究する国もあり、能力開発に力を入れています。将来、人間は皆超能力者という日が来るかもしれませんね。