潜在意識と顕在意識の違いとは【奥深いマヤ暦との関係】意識を一致させる6つの方法

潜在意識と顕在意識の違いとは

生を左右するとまでいわれる「潜在意識」

潜在意識とはいったいなんでしょうか? 潜在意識が顕在意識を通じて、言葉や感情として表現されます。潜在意識の特性を理解し、トレーニングすることで、日常の思考や習慣が徐々に変化していくのです。

意図的に潜在意識を活用することで、あなたの夢が何倍・何十倍もの確率で叶うことに。

潜在意識の仕組みを、注目のマヤ暦との関係もあわせてみなさんにお伝えします!

潜在意識と顕在意識の違いとは

潜在意識と顕在意識の違いとは

潜在意識と顕在意識の境目はどこにあるのでしょうか。

はっきりした境目はありません。しかし両者の違いを理解してこそ、境目もおのずとみえてくるのかもしれません。

しかも、潜在意識と顕在意識の境目こそ、わたしたちが潜在意識にアクセスできる唯一のチャンス。潜在意識を書き換えることであなたの夢を叶えてみましょう。

潜在意識とは

「潜在意識」とはごく簡単にいえば、「普段自覚してない自分自身のこと」です。

いまあなたは、意識しながらこの文章をよんでいますが、自分の奥底に自覚していないさまざまな意識があるのです。

抽象的でわかりにくいかもしれませんが、あなたの過去の経験などから自然に脳内に蓄積された情報が潜在意識。さらに潜在意識はあなたの今の行動を方向づけします。

 

たとえば、はじめて会った人に対する「人見知り」も潜在意識にあるなんらかの過去の経験から、無意識に自分がとる態度といえるでしょう。

現実世界を認識するために、あなたが自覚せずに参考にしている脳内の情報が「潜在意識」です。

 

顕在意識とは

今この瞬間において、あなたが自覚している自分自身のことが「顕在意識」です。

呼吸して鼻を通過している息を意識したり、耳から聞こえてきたりする音など「今ここ」に向けられたあなたの情報認識が顕在意識ということになります。

 

顕在意識が「強い」人とは、この「今ここ」の意識が強い人です。

不安とか葛藤があっても、それはそれでやるべきことに没頭する、振り払ってでも前にすすむ人は顕在意識が強いといってよいでしょう。

ただ、最終的には潜在意識にある膨大な情報に淘汰され潜在意識が優先します。

 

潜在意識にすりこまれたものは顕在意識に影響がでます

わたしたちは潜在意識から無意識に情報をひろい上げています。

潜在意識に蓄積された情報をわずかな一瞬で、取捨選択し顕在意識で判断をしているのです。

潜在意識にある情報とはどのようなものなのでしょうか。

潜在意識の特徴のひとつとして、わたしたちが感じる人間としての感覚(目にしたもの・聞いたもの・味わったもの・嗅いだもの・触ったものなど)を経験としてそのまま潜在意識は受け入れています。

 

コーヒーの香りをかいだとしましょう。過去、無意識にコーヒーを飲むことで得られた安息感などの経験が想起されます。

空腹などの状況をともなって、あなたの足がコーヒーショップに向かうのは、顕在意識下において一瞬の判断をもたらした潜在意識のはたらきともいえます。

感覚の受け入れは無条件

感覚の受け入れは無条件です。善悪やモラル、ネガティブ・ポジティブなどの意識上の通念は関係なく、潜在意識はすべての情報を受け入れます。

テレビのニュースで流れる犯罪のニュース、人が話すグチといった顕在意識下ではネガティブとされる内容でも、好むと好まざると潜在意識にすりこまれることに。

潜在意識の情報は、顕在意識での判断に影響しますので、日常の生活態度や言葉づかいにいたるまで気づかないうちに全身で反応してしまうのです。

 

たとえば、知らず知らずに他者の悪口をいっている自分に気づいたあなた。以前から他者が話す人の悪口を耳にする環境にいませんでしたか?

今、あなたがしている行為には、あなたが無意識に経験していることの反映があるのです。

 

顕在意識を変えたいならまずは潜在意識を書き換える

顕在意識を変えたいならまずは潜在意識を書き換える

日常生活のあらゆる判断は顕在意識においておこなっています。顕在意識が選択・判断する「よりどころ」としているのが潜在意識からの情報。

あなたが「今の自分を変えたい」「よりよい人生をおくりたい」と願うのであれば、まずすべきは無意識である潜在意識を書き換えることです。

潜在意識の役割とはなんでしょうか。

  • あなたを生命の危機から守り、現状維持をはかる。
  • 過去の経験を、必要なときに顕在化できる情報として記憶にとどめる。
  • 日常の行動を習慣化する。

わたしたちは潜在意識の役割をもって「生かされている」といっても過言ではありません。

一方、潜在意識のやっかいなところは、状況に応じた柔軟な対応は苦手という点にあります。

 

あなたが木登りをして落下した経験があるとしましょう。「痛かった」「怖かった」という実感をふくめ、経験が情報として潜在意識に蓄積されます。

「高い場所=危険」という信号をあなたの無意識に落とし込みますが、次回、潜在意識のブレーキがかかるのは、木登りのときに限りません。

飛行機に乗る、高層ビルをのぼるだけで身体にブレーキがかかる場合も。いわゆる「高所恐怖症」です。

顕在意識が「○○したい」と思っていても、潜在意識が「一時が万事」と行動にブレーキをかけてしまうことがあるのです。

あなたの生命は守られるかもしれませんが、あらゆる日常の機会をのがしてしまうことにもなります。

顕在意識と潜在意識のズレ、それに「バイアス(偏見)」がかかる状態です。

バイアスを疑ってみる

バイアスは潜在意識の影響を大きく受け、自分ではなかなか気がつきません。

あなたが「○○したい」と思っていても、なにかしら実行に移せないときは、潜在意識がもたらす「バイアス」を疑ってみましょう。潜在意識を修正するときと考えるのです。

潜在意識の書き換えとは、潜在意識の「カン違い」を修正し、顕在意識とのズレをなくす作業にほかなりません。

 

潜在意識と顕在意識の割合は?

潜在意識と顕在意識の割合は?

潜在意識と顕在意識の領域には大きな差があります。

人間の意識全体が100%とすれば、潜在意識は95%以上、顕在意識は5%以下といわれています。

実はあなたが意識して自覚できる部分はわずかであり、ほとんどが無意識におかれ自覚できない部分なのです。

顕在意識はまさに海上に浮かぶ「氷山の一角」にすぎません。

「人生うまくいかない」という状況は、潜在意識と顕在意識の割合を理解すると説明がつきます。

 

ダイエットがうまくいかない状況をみてみましょう。5%以下の潜在意識で「痩せたい」と考えているにもかかわらず、運動が続かない、過食がやめられない悩みはよくあることですね。

実は、残りの95%以上を占める潜在意識では「今の状況を変えない」と決意していると考えてみましょう。

圧倒的な割合で「動かない」「食べたい」というブレーキがかかっているので、いくら「痩せたい」と意識しても現状は変わらないのは明白。

あなたの目標を達成するためには潜在意識を書き換えること、潜在意識と顕在意識をおなじ方向に一致させることが重要なのです。

 

潜在意識と顕在意識を一致させるときにする6つのこと

潜在意識を理解し、上手に活用することであなたの目標・夢が近づくのです。

潜在意識を書き換え、顕在意識と一致させることで現実が変わります。意識すべき6つのことをお伝えしましょう。

1.潜在意識は価値観につながる

趣味、仕事、家庭、お金、恋人……。あなたの価値はどこにありますか?

潜在意識は価値観の優先順位にしたがいます。ここでいう価値観とは潜在意識にすりこまれた内容と一致している価値観です。

 

「仕事が大事であり成功したい」と考えていても、常に仕事のグチを口にしていたり、他人の承認を求めることに偏っていたりするとします。

潜在意識は仕事に価値観をおいているとは認識せず、むしろ軽視するようになります。こうなると逆に仕事の成功は遠のいてしまうことに。

肯定感をもって、あなたが言行一致できる価値観をもつことが大切。そのような価値観に潜在意識はコミットします。

 

2.潜在意識は習慣につながる

目標の達成には「習慣化」が大きなポイントになります。「継続は力なり」ですよね。

行動を習慣化させるには、潜在意識にうまく働きかけることです。「成功体験」がキーワード。

人が心地よく生きるためには、挫折よりも成功の体験をつむことであることはみなさんも実感するところですね。「小さな」成功をつみ重ねるのです。

 

「ダイエットのため毎日10km走る」といって、どれだけの人が続けられるでしょうか。

むしろ「1日10分だけ走る」という小さなステップをふむほうが、安定を大切にする潜在意識には受け入れやすいでしょう。

結果、ランニングシューズをはいて外に飛び出すことに心地よさ・楽しさをおぼえ、習慣化につながるのです。

そのうち毎日の10kmランも「当たり前」のようにおこなっているかもしれません。潜在意識の性質をうまく利用しましょう。

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3.潜在意識は理想と現実の区別はない

3.潜在意識は理想と現実の区別はない

あなたが理想とする生活、恋人や家族、自身の容姿・体型など「○○になりたい」を紙に書き出してみるとよいです。

といっても紙に書き出すだけで、潜在意識が理想を叶えてくれるわけではありません。

もっといえば「○○になりたい」ではなく「○○になっている」と書き出し、宣言することで潜在意識が覚醒しはじめます。そして、毎日「宣言」を繰り返してみましょう。

潜在意識は理想と現実の区別がつきません。

紙に書かれた「宣言」に対し潜在意識が現実とのギャップを埋めようとし、そのために必要な情報に焦点をあてようとしはじめます。

あたかも理想が実現しているかのごとく、あなたの行動や思考が変化することで、やがて理想が現実化します。潜在意識が現実を「引き寄せる」のです。

 

4.潜在意識は自分と他者の区別はない

4.潜在意識は自分と他者の区別はない

潜在意識は日常あなたが耳にする言葉、口にする言葉をそのまま受け入れるということをお伝えしてきました。

自分に対する評価も、自己を肯定する言葉をもちいることで潜在意識のセルフイメージがプラスに転じていきます。

ここで大切なのが、潜在意識は自分と他者の区別がないという点です。他者に対する言葉についても、言葉を口にしたあなた自身のセルフイメージに直結します。

 

他者に対して「素晴らしい」といったポジティブな声かけ、「ありがとう」といった感謝の声かけは、実はあなた自身への声かけとして、あなたのセルフイメージを上げることにつながります。その逆もしかりです。

このことを理解すれば、他者との関わりも少し違ってくることでしょう。

 

5.潜在意識では変化を恐れる

潜在意識は、「変化」することイコールあなたの生活が危険にさらされることと認識します。

「お金」についても、誰もが一獲千金のチャンスがあればものにしたいと思うかもしれませんが、そんなチャンスですら、潜在意識は変化には慎重になります。

とくに顕在意識で大きな変化を望む場合は、潜在意識は逆に頑なになるのです。

「会社を起業して稼ぎたい」という大きな変化に潜在意識は危機感をもちます。大きな変化を求めるほど、変化できないということです。

それでも会社を起業するにはどうしたらよいでしょうか。

実現のために、少しずつ「小さな変化」を潜在意識に取り込むことからはじめましょう。

 

「いつもと違う店でランチを食べる」でもよしとします。そんなことで起業できるものかと思われるかもしれませんが、潜在意識は少しの変化でも、実に多くの情報を処理しはじめます。

お店の内装とか雰囲気からのインスピレーションを無意識に蓄積するのです。

そうするうちに起業という目標とリンクし「こうすればできるかも」というアイデアが潜在意識から示されるようになります。当初「大きくて無理」と判断した変化を潜在意識が許容しはじめるのです。

 

6.潜在意識は思い描くことでつくれる

自分の理想像を思い描くのは顕在意識。色や形まで想像を脳内にてコントロールできます。この具体的なイメージを潜在意識との境界におくことで、やがて潜在意識にイメージが届くようになります。

潜在意識はすりこまれたイメージを過去の経験にリンクすることで、あたかも現実化している認識をもつようになるのです。

自分の描いたイメージが潜在意識に届いたか、自分ではわかりません。

ただ、無意識に行動が変わってくるのは確かです。周囲から「あなた変わったわね」といわれるようになれば、潜在意識にイメージが届いているサインかもしれません。

引き続き、ポジティブな内容を具体的にイメージして潜在意識に落とし込んでいきましょう。

 

マヤ暦と顕在意識・潜在意識との関係

マヤ暦と顕在意識・潜在意識との関係

もともとマヤ暦には、顕在意識・潜在意識の概念はありませんでした。古代から存在するマヤ暦と、20世紀の発見である潜在意識を結びつけたのはごく最近になってからです。

ただ、当時のマヤの文明からすでに人間の意識を体系化して、暦法にあてはめる高度な知識があったことは驚きです。

マヤ暦とは

メキシコの南東部に紀元前から存在し、高度な文明を築いたのちに忽然と姿を消した「マヤ文明」

マヤ文明において、遅くとも紀元前5世紀から使用されていたのが「マヤ暦」です。

「マヤ暦」は20日周期と13日周期の組み合わせから260日を1周期とする暦法。西暦からは完全に独立した周期のもと、現在でもメキシコの州、グアテマラ高地などで受け継がれています。

マヤ暦は人間の意識にも周期があると考え、暦とリンクしているのが特徴です。

通称「マヤカレンダー」は、人々の運命をも読み取るものとして、一般には占いアイテムとしても使用されています。

近年は2012年の人類滅亡説などがありましたが、地球の次元上昇(アセンション)とマヤ暦との関連は、今でも大きく注目をあつめているところです。

 

マヤ暦では紋章で顕在意識・潜在意識をあらわす

マヤ暦では紋章で顕在意識・潜在意識をあらわす

マヤ暦では人間の特性を20の類型に分類し、それぞれを「紋章」としています。各々の生年月日から算出された「Kinナンバー」から、割り振られる紋章が「太陽の紋章」であり、20種の「太陽の紋章」は顕在意識をあらわします。

おなじ20種の類型について、潜在意識として割り振られる紋章が「ウェイブ・スペル(WS)」です。

 

ちなみに私のマヤ暦による特性をお伝えしましょう。

顕在意識 (太陽の紋章:青い手)

  • 争いごとや人と争うことを嫌い、いつも平和でいたいと望むタイプ。そんな誰かのためにつくすことを喜びとする。
  • 人をいやす仕事が適職 医療関係、カウンセリング、ヒーリング

 

潜在意識(ウェイブ・スペル:白い世界の橋渡し)

  • 人を喜ばせることが大好きなホスピタリティあふれる人。人の心をつかむのが得意。人と人、人と物事をつなげること。

マヤカレンダーには、この顕在意識と潜在意識が強くあらわれる周期が示されているのです。

まとめ

潜在意識を理解することで、あなたの生活が少しずつ変化をみせて、あなたの思い描く理想が現実のものとなるメカニズムを紹介してきました。

潜在意識はあなたの価値観へ正直に寄り添います。

ぜひポジティブなあなたの未来をイメージし続けてみてください。その思いに、潜在意識が必要な情報と機会をもたらしてくれます。

みなさんのよりよい人生において、あらたな気づきとなればうれしいです!

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