自分の思い通りにならないと気が済まない……周りの人や自分がそうかも? という人もいることでしょう。そんなときは欲求への向き合いかたや、上手なつきあいかたを知ることで、思わぬトラブルを回避できます。
今回はなんでも自分の思い通りにしたい人の性格的特徴や対処法を徹底解説。ただわがままなわけではなく、隠れた欲求や自信のなさがキーワード! 自分自身への対処法も紹介します。
自分の思い通りにならないと気が済まない人13の特徴
自分の思い通りにならないと気が済まない人は、「人から認められたい気持ち」や「自分を重んじてほしい気持ち」を強く持っています。
- 自己中心的
- 不機嫌になると顔に出る
- 言い訳や文句が多い
- なぜか上から目線
- さみしがり屋
- 普段からストレスが多い
- 目立ちたがり屋
- 賛同意見を求めてくる
- 失敗など相手のせいにする
- 仕事ができる
- 実は打たれ弱い
- 親からの愛情不足
- マイルールで動いている
1. 自己中心的
自分の思い通りにならないと気が済まない人は、とにかく自分を第一に守ろうと行動します。
思い通りにならないと満足できないというのは、「なんでも自分の思う通りに動くべきだ」と思っていること。
自分を大事にすること自体悪いことではありません。この場合人を押しのけてまで自己弁護をし、自分の意見を通そうとするのです。
そのため周りがみえず、人への思いやりに欠けていると評価されがちです。
2. 不機嫌になると顔に出る
自分の思い通りにならないと気が済まない人は、不機嫌になるとあからさまに顔に出ます。
不機嫌な顔をするだけでなく、ものに当たりイヤミをいうなど、みるからに不機嫌といった態度をあらわすことも。
そのため自分だけでなく、周りの人の気分や空気を悪くしてしまいやすいです。
3. 言い訳や文句が多い
自分の思い通りにならないと気が済まない人は、とにかく言い訳や文句をすぐにいいます。
自分に非がある場合にもあれこれと言い訳をし、なかなか自分の失敗を認めません。
「失敗した自分」という、弱い自分と向き合えないことが原因といえるでしょう。またTPOをわきまえずに文句をいうので、周りの空気を悪くしてしまいます。
4. なぜか上から目線
自分の思い通りにならないと気が済まない人は、上から目線でものをいう傾向にあります。
自分が下にみられることや、「できない人間」と思われることを非常に恐れているからです。
本人はその気がなくても、少しでも自分を大きくみせようとするので自然と上から目線となってしまいます。
自分の現状を直視できない、心の弱さや自信のなさのあらわれともいえるでしょう。
5. さみしがり屋
自分の思い通りにならないと気が済まない人は、かなりのさみしがり屋。
他人からの評価が気になり、かまってほしい気持ちを強く抱いています。承認欲求が強く、人から認められることがまさに生きがいである人です。
6. 普段からストレスが多い
自分の思い通りにならないと気が済まない人は、常にストレスを抱えがちです。
ちょっとしたことでも考えすぎてしまったり、感じたストレスを溜めこんでしまったり。
上手な発散方法を知らない傾向も強いため、ついイライラしてしまいます。
7. 目立ちたがり屋
自分の思い通りにならないと気が済まない人は、かなりの目立ちたがり屋。
人からの愛情や好意に飢えているため、常に人に注目されることを考えています。ちょうどよい具合で作用できれば人気になれるかもしれませんが、やりすぎて裏目に出てしまいがちです。
よい意味でも悪い意味でも行動が目に入りやすいのは、目立って認められたい気持ちがあるからといえるでしょう。
8. 賛同意見を求めてくる
自分の思い通りにならないと気が済まない人は、実は自信がありません。
常に他人に「そうだね」、「その通り」といってもらえないと不安になり、常に賛同意見を求めてきます。
自己愛や支配欲が強くみえる一連の行動は、自信のなさの裏返しなのです。自分が正しいと思っているというよりは、「正しいといってほしい」、「自分を肯定してほしい」のです。
9. 失敗など相手のせいにする
自分の思い通りにならないと気が済まない人は、失敗を相手のせいにしてしまうことも。
相手に非があるならまだしも、自分にだけ非がある場合にもなにかと人に押しつけがちです。
「自分の失敗を認める」ことは「自分ができない人間であると認める」ことに感じてしまい、自己否定を恐れているからです。
10. 仕事ができる
自分の思い通りにならないと気が済まない人は、仕事はできる傾向にあります。
人から認められたい、自分はできる人間だと思いたい気持ちが強いため、仕事へのモチベーションが高いのです。
また人から認められることが大きなモチベーションとなるので、うまくいけば効率よく仕事をこなせます。
逆になかなか認められないと力を発揮しきれないので、注意が必要です。
11. 実は打たれ弱い
自分の思い通りにならないと気が済まない人は、かなり打たれ弱いところがあります。
一見わがままで自我も強くみえますが、これは自分を大きくみせようと無理に強くふるまっているのです。
本来の強さ以上のふるまいをしているため、これがストレスのかかりやすい原因でもあります。
12. 親からの愛情不足
自分の思い通りにならないと気が済まない人は、親からの愛情不足である傾向が強くみられます。
今まで親から感情を受け止めてもらえなかったり、感情を抑えるようにいわれていたり。
感情表現や感情のコントロールが、上手にできないまま育ってしまいます。
そのため欲求不満が溜まりやすく、感情をむき出しにしてしまうのです。
13. マイルールで動いている
自分の思い通りにならないと気が済まない人は、自分の定めたマイルールを基準に動いています。
目標ややりたいことを常に持っているのはよいことですが、ルールをきちんと遂行できないとイライラしやすいというデメリットもあります。
またほかの人にもマイルールを基準にした期待をしやすいので、自分と周りとの認識がずれやすいところも。
男性に多い特徴
自分の思い通りにならないと気が済まない男性には、ナルシスト気質と身の丈以上の威張りが強くみられます。
- オレ様がかっこいいと思っている
- 相手に感謝の言葉をいえない
1. オレ様がかっこいいと思っている
自分の思い通りにならないと気が済まない男性は、自分の「自分勝手さ」をかっこいいと思っている場合があります。
いわゆるオレ様キャラに憧れ、「自分は強い、孤高の存在」のような幻想を抱いています。
悪い意味で自分に酔っているので、本当の自分がかっこいいものではないことになかなか気づけません。
2. 相手に感謝の言葉をいえない
自分の思い通りにならないと気が済まない男性は、人に感謝の言葉をいえない傾向にあります。
常に虚勢を張っているので、なにかをしてもらっても「ありがとう」がいえません。
感謝をいうことに上下関係を感じ、素直な気持ちをあらわせないのです。
女性に多い特徴
自分の思い通りにならないと気が済まない女性には、自分の話ばかりする傾向とすぐ感情的になる傾向が強くみられます。
- 自分の話ばかりする
- すぐカッとなり感情的になる
1. 自分の話ばかりする
自分の思い通りにならないと気が済まない女性は、とにかく自分の話ばかりをします。
だれかの話をしているのに、すぐに「私だったら」と自分の話に持っていきたがるのです。
自分の思う話の展開しか望んでおらず、相手の話をさえぎりがちです。
2. すぐカッとなり感情的になる
自分の思い通りにならないと気が済まない女性は、すぐに感情的になります。
常に不機嫌な気分を周りに振りまき、自分が不利な話にはすぐにカッとなるのです。
自分の感情を抑える努力もあまりせず、逆にほかの人に配慮してもらいたがります。
子供に多い特徴
自分の思い通りにならないと気が済まない子供には、かんしゃくを起こしやすく周りから孤立しがちな傾向が強くみられます。
- すぐにキレてかんしゃくを起こす
- 周りから孤立しがち
1. すぐにキレてかんしゃくを起こす
自分の思い通りにならないと気が済まない子供は、すぐにかんしゃくを起こします。
前述のように人間は、親からの愛情が不足すると上手な感情のコントロールができなくなるのです。
そのなかでも子供は、ストレスを抱えたときに一気に感情が爆発してしまいやすくなります。
激怒してものを投げたり、周りに当たり散らしたりとなかなか抑えられなくなってしまうのです。
2. 周りから孤立しがち
自分の思い通りにならないと気が済まない子供は、学校や友達の間で孤立しがちです。
感情のコントロールができず、きつくあたってしまうため、自然と周りから浮いてしまうのです。
孤立するとよりコミュニケーション能力が育ちにくくなるため、今後の人格形成にも影響をあたえてしまいます。
自分の思い通りにならないと気が済まない人の対処法
自分の思い通りにならないと気が済まない人へは、あまり深く関わらず冷静な心を持って対処しましょう。
- 関わらないのが1番
- 共感してあげる
- なにかいわれても気にしない
- 冷静に一歩引く
関わらないのが1番
自分の思い通りにならないと気が済まない人には、深く関わらないのが1番です。
一見冷たく感じるかもしれませんが、こういった人が変わっていくのはなかなか難しいこと。
世話を焼いてあげようと思っても、こちらのストレスばかりが溜まってしまいやすいです。
それでも変わってほしい相手にのみ、覚悟を持って接したほうが無難でしょう。
共感してあげる
自分の思い通りにならないと気が済まない人は、とにかく共感を求めています。
承認欲求が強く、共感をしてもらうことで自己を保とうとしているのです。まずは賛同し、共感を示してあげましょう。
そうすることで欲求が満たされ、不満も収まることがあります。
それでもあまり落ち着かない人には、無理に関わらないほうがよいでしょう。
なにかいわれても気にしない
自分の思い通りにならないと気が済まない人は、感情的になりやすい傾向があります。
いったん感情的になってしまうと、文句や愚痴などの理不尽なものいいをしてくることも。
その場の勢いに任せて話すため、冷静になって考えてみると的外れなことをいう場合が多いのも特徴です。
そのためまともに相手をせず、「今相手は感情的だ」と聞き流してしまいましょう。なにかいわれても気にしないことが、自分の心を平穏に保つポイントです。
冷静に一歩引く
自分の思い通りにならないと気が済まない人相手には、常に一歩引いた目線でみるとよいでしょう。
つい感情的になってしまいがちですが、こちらも場にのまれないように「外から状況をみる」イメージでいるとよいでしょう。
無理に同じ土俵に立とうとせず、客観的な状況観察を心がけると冷静になれます。
あなた自身が思い通りにならないと気が済まないなら
あなた自身が自分の思い通りにならないと気が済まない場合、まずは冷静になりいったん離れてみることが大切です。
- 深呼吸する
- 別のことに意識を集中する
- その場から離れて気分転換する
深呼吸をする
「今思い通りになっていない」とイライラを感じたら、まずは一息ついてみましょう。
「自分は今思い通りになっていない」と口に出す、ノートなどに書き出してみるのもよいことです。
まずは状況を整理することで、客観的になれるように心を落ち着けます。そのうえで「今の自分はイライラしてしまっている」ことを、自分で認めてあげましょう。
ついなにかにイライラしてしまうことは、決して恥ずかしいことではありません。
自分の気持ちを素直に受け入れ、認めることで手に入る落ち着きや冷静さもあります。
はじめは難しいかもしれませんが、少しずつ自分を受け入れ冷静な分析ができるよう、練習を重ねていきましょう。
別のことに意識を集中する
自分の思い通りになっていないと感じた場合には、いったん別のことを考えてみるのもよいでしょう。
- 「この間行ったカフェはおいしかったな、また行ったらなにを食べようかな……」
- 「来週みに行く映画の展開は、きっとこんな感じで……」などなど。
なんでもよいので、できるだけ楽しいことや、うれしかったことを考えてみましょう。そうすることで気がそれて、高ぶった気持ちが自然と落ち着きます。
気持ちが落ち着いたところで、冷静に自分をみつめなおしていきましょう。
その場から離れて気分転換する
自分の思い通りになっていないと感じた場合には、あえて違うことをしてみるのもよいでしょう。
「そんなことをしている場合じゃあ……」と思いがちですが、焦りは禁物。
ほんの少しの間だけでもよいので、お気に入りのサイトをみたり、メモ帳の端に落書きをしたりと気分転換をしてみましょう。
そうすることで冷静になれ、ぶつかっている壁を乗り越える方法がみつけやすくなります。
まとめ
思い通りにならないと気が済まない気持ちは、相手の場合も自分の場合も冷静に対処することが重要です。
以下のポイントをおさらいしておきましょう。
- 自分の思い通りにならないと気が済まない人は自分が大事ですぐ顔に出る
- 言い訳が多く上から目線になりがち
- 実はさみしがりで目立ちたがり
- ストレスを抱えやすく認めてもらいたがり
- つい責任やマイルールを人に押しつけてしまう
- 仕事はできるがムラも多い
- 意外と打たれ弱い
- 親からの愛情が不足している
- 男性はナルシスト気質で感謝ができない傾向になりやすい
- 女性は自分の話ばかりで感情的になりやすい
- 子供はかんしゃくを起こしやすく孤立しやすい
- 自分の思い通りにならないと気が済まない人には関わらないのが無難
- 冷静な態度をとり共感してあげるとよい
- なにかをいわれても気にしない
- 自分が思い通りにならないと気が済まない場合いったん冷静になれるようにする
ぜひこの記事を参考にして、思い通りにならないと気が済まない自分や周りの人と、冷静に向き合っていきましょう。