愛しあっていたはずが、一方的に冷めてしまった男性の気持ち。
自分の気持ちを表現する言葉がでてこない男性。「どうして……」とばかり、女性にとっては唐突と感じ、悲しみにくれることもあるかもしれませんね。
やがてむかえる「冷却期間」。じっくりと自分と向きあい、お互いが気持ちを整理する時間となります。
今回は、男性の気持ちが「冷める」とはどういうこと? 気持ちが冷めてしまった男性と復縁できる? という疑問に“男性の視点”からおこたえしていきます。
男性の心理を理解し、効果的に活用することで、ふたたび彼を引き寄せます!
冷めた気持ちにも段階がある
男性が急に冷たくなる理由。あなたにも原因はあるかもしれませんが、男性特有の心理もあります。
そっと身を引いていく段階。「彼の気持ちがわからない」というあなたへ、男性が恋愛に冷めてしまうとはどういうことかお伝えしていきます。
1.嫉妬心のある男性は、男友達の話をされると冷める
あなたを「特別な存在」とみなさなくなると、一気に冷めるのが男性の心理です。
彼女への愛情が高まっている男性。自分の力で彼女を守ることに専念します。
彼女とほかの男との関係には敏感。男友達や勤め先にいる同僚男性など、彼女をとりまく男性に対し強い“ジェラシー”がめばえることも。
あなたをとりまく男性の話題が、彼のまちがった思い込みにつながると少し厄介です。
彼氏がもつ、よい意味での独占欲は失われ、あなたの行動や会話内容に興味を失ってしまいます。
2.お互いを知りすぎるとマンネリして冷める
深い関係をもった男女。お互いを知り尽くし「恋愛に疲れた」ような期間をむかえることがあります。「熱しやすく冷めやすい」のは、どちらかといえば男性。
日常と化した恋愛に耐えられなくなり、平凡であることのしあわせがみえなくなることも。
相手がステキな女性であることにかわりないのですが、恋人として一緒にいるのもツライ。そんな板挟みから一気に気持ちが冷める男性もいるのです。
3.緊張感がなくなり、本性がわかり冷める
女性に対して一方的にいだく幻想。彼女の私生活はミステリアス……など男性側の勝手な想いは、つき合いはじめた男性にとっては心地よい緊張感をもたらします。
女性にとっては、あるがままの自分を受け入れてほしいという想いもあるのですが、男性は彼女の本性をみて冷めてしまう。彼女の裏表がなく、素直な性格が男性の「かけ引き」する緊張感をなくしてしまうのです。
勝手な男性の心理に、女性はとまどうばかり。実はこんな夢見がちな男性も多いのです。
4.結婚を迫られて冷める
男性にとって「結婚」がゴールだと考える人は女性ほど多くありません。適齢期に幅があることもありますが、女性にあまりしつこく結婚をせまられると、恋愛感情が冷めてしまうのも男性の心理。
女性の焦りは男性にも伝わります。「彼女をこんなに焦らせてしまっている」と考える男性は、ときにみずから身を引く場合も。
女性からあまり「結婚」をせまりすぎるのは逆効果。彼女を大切に考えていればいるほど、男性にとって重大な決断は「自分に決めさせて」という思いがあるのです。
気持ちの冷めた男性が示す行動
会話が続かない
男女の温度差がわかりやすくでるのは会話のとき。もともと会話に重きをおかない人が多いのは男性です。
女性の言葉に関心をよせることがなくなると、会話のキャッチボールが成立しなくなることも。
自分のことを話してくれない
男性が弱みをさらけだせる人はそう多くありません。ただし話さないと決めている事柄も、ほんとうに信頼をよせる彼女にはいずれ告白をします。
自分の話を引き出してくれる女性に安心を感じるのが男性。「自分のことを話しにくい」と感じる女性からは自然に気持ちがはなれていくのです。
目を合わせることが減る
関心をよせる人には、視線を外せなくなるのが男性。
逆に目を合わせることに男性がためらう状況は、自分に彼女を幸せにする自信がない、もしくは浮気など“うしろめたさ”があるといった心理が隠されていることも。
LINEの返信が遅くなる
仕事中のLINEにて、合間で私用のやりとりをすることに「ウザい」と感じる男性は多いです。気にかけてLINEトークをあまり送るのは考えもの。用件だけで済ませるのがよいでしょう。
しかしあまりにも彼からの返信が遅い場合は、なにかしら気がすすまない原因はあるのかも。あなたに気持ちが冷めた典型的なサインとなります。
人の気持ちは簡単に変わると知ること
パートナーの気持ちがわからない不安は一時的なもの。いずれ試練の先には、ふたたび彼との強いつながりを実感できる可能性は十分にあります。
恋こがれて知りあった男女。永遠の愛を誓ったふたりが経験するのは「心変わり」。人の気持ちは簡単に変わるのです。
いつまでも同じ「好き」はつづきません。「パートナーとの気持ちのズレ」はお互いが成長をしている過程では避けられないのです。お互い相手の「追い求めるもの」はなにかわからず気持ちが離れてしまう。
たとえば男女それぞれ「丸くてあかい食べもの」を収穫しようとする。男性は「リンゴ」、女性は「トマト」を栽培します。
お互いは同じものを育てていると信じていますが、果物と野菜ほどの違いがあることに気がつきません。
やがて収穫の時期をむかえたとき、お互いがなにを育てていたのかを知る。一緒に収穫を祝うことで、以前よりもより強い「つながり」を意識できるのです。
あなたと彼、お互いの目指しているものを理解し共有することで、ふたりの気持ちにズレを感じなくなるでしょう。試練を共有したふたりの愛は永遠です。
【冷めた+αがあるはず】大人の男性は冷めただけでは別れない
成熟した男性は、感情的に「冷めた」といいうだけでは女性と別れる決断はしません。
単に彼女への関心がなくなったのとは別の要因もありえるのです。
勤め先での大きな失敗や転勤などがあった場合、男性は解決すべく仕事を最優先に考えます。
あるいは自分自身の健康状態によって彼女との関係を考えなおすことも。「今の状態では彼女をしあわせにできない」と考えれば、彼女の想いによらず、身を引くこともあるでしょう。
あるいはもうひとりの女性を愛してしまった場合です。
複数の女性を愛するのは男性の性。「両方とも愛している」のが本音。女性ができるだけ傷つかない方法を探ります。
悩み苦しむなかで、片方もしくは両方の女性のもとを去る。意図して「冷めた」ふりをすることもあるのです。
別れを告げられたら、すぐに気持ちが戻るのは困難
自分の決断に男性は一途です。あとには引けないという気持ちがすぐに「よりを戻す」ことを拒むのです。
ただしその決断はそれほど長つづきしないことも。男性の心理に迫ります。
1.一度別れたほうがよい
男性には、しばらく考える時間をあたえてみましょう。
「別れる」という男性の決断は、別れたばかりのときは頑な(かたくな)です。彼の気持ちを焦って取り戻そうとするのは、余計に彼の気持ちを遠ざけます。
男性にあるのは、ひとまず自分が「正しい」選択をしたと信じたい心理です。やがて、彼女のほうからも一切の連絡を絶ったとき、男性の弱さがにじみでることも。男性のなかで自問自答がはじまります。
2.時間という距離がお互いに必要
自分自身と向きあう時間をもつことで、お互い心に余裕をとりもどしましょう。
近くにパートナーいなくなると男性は、彼女との思い出をリピートするようになります。あなたに対するイメージは少しずつ変化をしていく。
何度も過去のできごとを思い出そうとするほど、微妙に思い出の内容が変化していくのは脳のしくみ。そして彼女への思いが強いほど、思い出の内容は美化される特徴があります。
男性の記憶量はそれほど多くないのですが、思い入れが強いほど何度も走馬灯のように過去の記憶を引き出します。男性が思い出を美化しやすいのはこのため。
あえて時間という距離をもつことで、男性の心変わりが期待できるのです。
男性の意見として、一度冷めた気持ちが戻る瞬間
ふたりの「冷却期間」をもって、かつてのパートナーに対する愛情の気持ちが戻りやすいのは男性。
女性からみれば「なんて自分勝手」とおもうほどですが、自分のまわりから人がいなくなる「虚無感」に男性は実に弱いといえます。
男性の一度冷めた気持ちが戻るキッカケをみていきましょう。
1.相手のありがたみがわかったとき
相手への嫌悪が「感謝」にかわるとき、男性の心はフラットに戻ります。
いちどは恋愛関係にあったふたり。相手をおもう気持ちは、とても新鮮であり楽しい日々であったはずです。
「冷却期間」に思い出をつむいでいくなかで、いかに彼女が自分に尽くしてくれたかにあらためて気づかされることもあります。男性はこの思いをふり払うほど強くはありません。
自分のおこないを悔いあらためる機会となるのです。
2.クリスマスなどの季節イベント
思い出を美化しやすい男性。一緒に過ごしたイベントごとに彼女と過ごした日々がおもい起こされます。
クリスマスのロマンチックな経験があれば、男性は当時の気持ちに戻ることをやめられません。恋人たちがざわつくクリスマスほど、ひとりボッチが身に染みるからですね。
「彼女はもうほかの男とつきあっているのかな」などと感傷的になるのもこの時期。「チャンスがあればまた……」の未練とともに、彼女への愛情はより強くなるのです。
3.思い出の場所にいったとき
もういちど彼女を「愛しなおす」とき、さらにふたりだけの思い出の場所にいくことで、男性の気持ちは大きく揺り動かされます。
出会いの場所、はじめてデートした場所、告白した場所。あらためてふたりでおとずれることは、またとない素晴らしい機会となるでしょう。
ふたりが一緒にみた景色は、男性の意識を覚醒させるのに十分な威力があるのです。
4.時間に余裕ができたとき
なにかに執着している自分にはなかなか気がつきにくいもの。自覚できるのは自分と向きあう時間がもてたときです。
男性が「彼女をしあわせにできないかも」というある種の逃避から、彼女のもとを離れたのであれば、やがて時間が解決してくれます。
あなたにとっては「勝手に自分で離れていって、勝手に盛り上がって戻ってくるなんてなに?」とおもわれるかもしれません。
ただしふたたびパートナーとして戻ってくる彼は、精神的に多くの経験をつんだ頼もしい存在となりえます。やさしくむかえ入れてあげてください。
一度冷めた気持ちを戻すために知っておきたい男性心理活用テクニック
男女の思考の違い。彼の気持ちが冷めるにいたった心理を理解すれば、逆に男性心理を活用することで、復縁を引き寄せることもできます。
男性にとって「彼女が自分を理解してくれている」と感じるのは、あなたが男性の理解をもって一緒に困難を乗り越えてくれるときです。
大脳生理学でよくいわれる右脳と左脳のしくみも大きな要因。
論理的思考をつかさどる左脳でものごとに対処することが多い男性。
女性は直感や感情をつかさどる右脳と左脳のをつなぐ「脳梁」が発達していることで、思考のバランスをとっています。他人とのコミュニケーション能力に男性はかないません。
男性の心理や思考に応じた、さまざまな場面での対処法についてくわしくお伝えします。
1.男性から連絡がくるときは気持ちが不安定なとき
男性からの不意の連絡は、思考が手づまりとなった男性のしめすサイン。女性のほうから解決に導いてあげると、意外に男性はホッとします。
論理的な思考を持つ男性は、他人の助けなし困難を乗り越えようとしますが、すべてはうまくいきません。女性にすがるほど彼の気持ちは不安定といえます。
「どうしたの?」とそっと聞いてあげてください。
場合によっては彼にかわって多方面とコミュニケーションをとってあげる。ちがった角度から提案してあげる。そんな女性の姿勢をみて、男性はグッとくるはずです。
あなたへの信頼をあらためて感じることでしょう。
2.逃がした魚は大きいと思わせる(自分磨き)
「彼女をしあわせにできないかも」と思い込み女性と別れた男性。
別れたあとも意外にもイキイキとすごしている彼女をみて、男性は「あのときの思いはなんだったんだ」と複雑な心境となることがあります。
人間としての成長をとげ「彼がいなくてもしあわせ」という自信にあふれたステキなあなたに、ふたたび彼は引き寄せられます。
スピリチュアルな感性を磨くのもよいです。自分にないものをもとめる男性はあなたの魅力に引きつけられることでしょう。
3.嫌な記憶や辛い記憶は忘れるようにできている
彼の意識のなかで、まだあなたを気にかけているとしても、彼のなかにあるネガティブな記憶は少しずつリセットされていると考えてよいです。
過去のできごとを感情とともに正確に記憶していることが多いのは女性。しかし男性の記憶はあいまいです。男性も人間関係でおきたできごとは嫌悪などの感情とともに記憶にとどめます。
しかし感情をともなう記憶は、論理的思考の男性にとって都合のよい内容に変化する場合があり、おおむね美化されるか忘れ去られるかです。
「そんなこともあったっけ」という男性がもつ“おおらかさ”の心理。「あのときは楽しかったね」と彼の思い出に寄り添ってあげれば、彼はあなたのもとに戻ってくることでしょう。
4.共通の友人がいるなら間接的にあなたの努力を伝えてもらう
彼との別れのあと、自分を磨くことで「ふたたび彼をしあわせにできる」自信のついたあなた。思い切ってあなたの近況を彼に伝えてみましょう。
共通の友人がいれば、伝達をお願いしてもよいでしょう。あらためての告白ですが、たとえ失敗しても落ち込む必要はありません。以前より成長したあなたがいるからです。人を介してのコミュニケーションは女性が優勢です。
いちどは気持ちが冷めた彼でも、やはり元カノの近況は気になるもの。どうしていいかわからなくなっている場合には、ふたたびチャンスがおとずれることでしょう。
5.仕事など恋愛と関係ない相談をお願いしてみる
女性からいきなり、「よりを戻す話」をするのは気が引けますよね。
会話には結論ありきの男性。雑談は少し苦手でも、解決策を検討しながらゴールをめざす話には興味をしめします。
困難な仕事などについて相談をもちかけてみると、意外と関心をよせ一緒に解決策を考えてくれるもの。気持ちが冷めてしまった恋愛話については消極的です。
かえって仕事などの相談には、自分が「頼られている」と意気に感じて応じようとする心理がはたらきます。再会のキッカケにしてみてはいかがでしょうか。
6.冷めた理由を聞き、欠点を改善する
別れた理由を彼女へはっきりと伝えていない男性も多いです。
あまり人に相談することのない男性。彼女に対する自分の考えについて、他人に意見をもとめることは少ないといえます。
元彼と逢えるなら、率直に「冷めた理由」を話してもらいましょう。実際に言葉にすることで、男性自身の頭のなかも整理されます。
正直に話してくれた男性には「感謝」をする。あなたの成長の糧になる言葉です。もやもやが晴れて、“苦い経験“が実は“すばらしい経験“であったと思いなおすことで、ふたたび彼との距離が縮まるかもしれません。
7.ある程度期間が空いたら、少しでも逢う
男性が終わらせた恋愛。実は男性のほうが精神的にかなり引きずります。
ふたりの関係をいちど再確認したいと考え、その機会をうかがっています。ある程度の「冷却期間」をもって、いちど逢ってみるのはお互いにとって次へのステップとなるのです。
お互いを想う強さがあれば、ふたたび出会うのは必然です。あせらずに機会を待ちましょう。
一度離れると、意外と新しい恋に進むことも多い
「冷却期間」の過ごしかたしだいでは、人生の大きな転換をむかえます。冷却期間だと思っている期間が長いのは男性のほうかもしれません。
この期間にしっかりと自分を磨くチャンスととらえるべきであり、変わり身という点でも「踏ん切り」が早いのは女性のほうです。ここでの停滞は、元彼にも余計な心配をかけることになります。
あなた自身がしっかりと自立した生活をおくる。
復縁にせよ、新しい恋にせよ、一度きりの人生です。出会った男性が「あなたに出会えてよかった」とおもえる人間性をもちあわせる。とてもすばらしいことですよね。
まとめ
恋愛に冷めてしまった男性の心理と対処方法について、さまざまな角度からお伝えしてきました。
彼女への思いが冷めるとは、ほとんど男性の勝手な気持ち。しかし別れると決めた男性の心は頑な(かたくな)です。そもそもお互いの「好き」という気持ちは簡単にズレます。彼女との関係以外の理由があることも。
いちどは別れてみて、しっかりと自分自身と向きあう。「冷却期間」にしっかりと自分を磨くことで次へのステップがみえてくるのです。
別れると決めた男性が苦しむ心理もみてきましたね。もしあなたが復縁を望むのであれば、まず男女における脳のしくみの違いを理解する。問題を解決したい彼の思考をうまく活用することで、ふたたびあなたとの距離が縮まるのです。
いま、彼とギクシャクしているあなたにとって、少しでも本記事が参考になればたいへんうれしいです。きっとうまくいきます!