「引き寄せ」とはなんでしょうか。みなさんの願望を叶えるために、潜在意識を活用した成功法則として書籍などで広まっていますよね。
無意識にしている行動や言葉が、夢・願望の実現に深く関係しているとすればあなたはどうしますか? 脳科学でも認知されている「引き寄せ」に迫るとともに、アファメーションなどを意識的に使って「お金」を引き寄せる方法もお伝えします!
夢を実現するのに願うだけじゃダメな理由
「○○したい」「○○が欲しい」という夢・願望。現実に○○が手元にないから、わたしたちは「願い」を込めます。この「願い」が逆に夢の実現を遠ざけています。
夢の実現を願うあなたが、逆に「○○がない」現実を引き寄せているのかもしれないのです。
人間の脳は、普段あなたが意識していることを「事実」としてとらえ、あなた自身の行動に反映させる構造になっています。
あなたに「○○したい」「○○が欲しい」という意識があるのは、「今は○○がない」という事実があるからですね。脳はこの事実を読みとります。
夢・願望の実現を遠ざけるのは、自分自身がはらからずもこの事実を脳に刷り込んでしまっているからにほかなりません。
では夢を実現させるにはどうすればよいでしょうか?
たとえば車が欲しいあなたは「車が欲しい」ではなく、あなたは「すでに車をもっている」と思い込んでしまうことです。
これはもう事実なんだと完全に思い込む。あなたが欲しいと思っている車を毎日運転している具体的かつ詳細なイメージをしてみましょう。強くイメージします。
この「思い込み」が脳内にある無意識の領域「潜在意識」に大きくはたらきかけ、現実を「引き寄せる」ようになります。
そこで必要なものが「潜在意識」と「引き寄せの法則」
夢がすでに実現しているという強いイメージを潜在意識は「事実」としてとらえます。
ただし、潜在意識は「事実」の真偽まで、おしはかることはできません。
つまり、あなたの脳内にある潜在意識は正直なのですが、「だまされやすい」のです。
したがって、潜在意識をよい意味でだましてみるのが、夢を叶える近道となります。
だまされた潜在意識は「(思い込みの)事実」と現実をあわせようとして、あなたの行動を「事実」にあわせたものに変えていきます。これがいわゆる「引き寄せ」といわれる法則なのです。
「潜在意識」と「引き寄せの法則」とはなにか。さらにくわしくお伝えしていきましょう。
潜在意識とは
95%以上をしめる自覚できない意識(無意識)が「潜在意識」です。
わたしたちが目を覚まして活動している間の「意識」について、自覚できる部分はわずか5%程度(顕在意識)。
わたしたちの活動において、生命力の源となっている潜在意識。一説には顕在意識の3万倍のパワーをもつといわれています。
さらに潜在意識の深層にある部分が「原始意識」(集合的無意識)といわれる部分。
スピリチュアル的には万物をひとつにつなぐ「宇宙」や「ハイヤーセルフ」「アカシックレコード」などの考えです。
なにか胡散くさいと感じられるかもしれません。だけど、潜在意識がある種のエネルギーをつなぐことは、わたしたちが日常実感していることでもあります。
「類は友を呼ぶ」のとおり、同じ発想、言葉づかいなどをもったものどうしが結びつくことの実感です。
インテリはインテリどうし、ギャルはギャルどうし、お金持ちはお金持ちどうしで集団を形成します。
これは偶然ではなく、同じようなエネルギー(波動)の結びつきとも考えられなくはないでしょうか。
ということは、潜在意識のエネルギーにはたらきかけることで、あらゆるつながりとともに人生を変えることも可能だということです。
関連記事:潜在意識と顕在意識の違いとは【奥深いマヤ暦との関係】意識を一致させる6つの方法
引き寄せの法則とは
なにかを一生懸命にイメージしてある領域まで達すれば、意識してイメージしなくても脳が勝手にそのことを継続し、自然におこなってくれるもの。
車の運転に慣れてくることで、ハンドルやブレーキ操作が無意識におこなわれるように。無意識の「自動化」にて、自分の思うような人生が叶う手順を示すものが「引き寄せの法則」です。
自分の夢・願望が潜在意識にとどくというのは、その夢・願望が「宇宙」にとどくこと。エネルギー(波動)によって、なにかを引き寄せる法則が発動することを意味します。
- 夢やビジョンといった目標を明確にしてその意図を考える。
- 自分の精神状態を冷静に見直しながら意識改革をおこなう。
- 意識改革が物事の成功をたぐりよせる。
これが「引き寄せの法則」なのです。
「思考は現実化する」という言葉があります。 ナポレオン・ヒルの名著であるこの題名は、引き寄せの法則を端的に表現しており、「引き寄せ」の核心部分になります。
こーなると「イメージしたモノが現実化しないコトの方がオカシイ」とさえ言える。 #引き寄せの法則
— 「引き寄せの法則」研究所 (@loalabcom) February 25, 2020
潜在意識を使った引き寄せの法則
潜在意識に自分の望むような情報をいれてしまえば、無意識に自分の望む人生を歩むことができるということ。
潜在意識を使ってあなたの望む人生を「引き寄せる」ことができるのです。
ここでは「お金」をテーマとして、潜在意識を使った引き寄せの法則4つのステップをお伝えします!
1.「お金持ちになりたい」願うだけでは叶わない
「私はお金持ちになって、幸せになりたい」という願いは、潜在意識を今にとどまらせてしまいます。潜在意識は「そうなんですね」と認識するだけで、未来を変える情報をもたらしません。
今は貧乏でお金が欲しいという、現時点での貧乏な状況を実行し「お金が欲しい」を思い続けるような現実を潜在意識に刷り込むだけとなるのです。
「お金持ちになりたい」ということを端的にいえば、自分自身の潜在意識に向けて願うということなのですが、ただ願うだけではだめだということですね。
2.潜在意識へ「現在進行形」で願う
「私は幸せなお金持ちです」と現在進行形で考えるようにしましょう。
現時点で全然お金がなかろうが、貧乏だろうがかまいません。「そんな嘘はつけません」といわれるもしれませんが、現状だけを思い続けることは、実はあなたの人生において「障壁(ブロック)」になるだけです。
この場合の「自分に嘘はつけない」は嘘です。むしろ「夢が完結している」という完全な思い込みは、あなたの未来をつくるポジティブな姿勢といえます。
3.勇気をもって「思い込む」
根拠ない思い込みが「引き寄せ」をもたらすといっても過言ではありません。現状と違う自分のイメージが潜在意識を目覚めさせるきっかけとなるのです。
自分自身(潜在意識)を上手に「だます」。けっして罪ではなく、むしろあなたの未来を切り開く勇気をもたらすのです。
「思い込み」が人生を切り開きます。お金が欲しいというあなた。とりあえず、財布のなかに100万円ほどいれておきましょう。
といっても、そんなお金を現金で持ち歩くことはないし、そもそもそんなお金ないよとなりますよね。潜在意識も「そうだ、そうだ」というかもしれません。
新聞紙でもよいのでお札のかたちに切り取り、束にして財布にいれてみましょう。実行してみることが大切。「なんだか楽しい」「なんか余裕がでてきた」「ありがたい」というところまで思い込んだら「引き寄せ」がはじまる第一歩です。
つぎは、言葉にだしてみましょう。いわゆる積極思考(アファメーション)を就寝時の寝起きと寝入るところで繰り返してみます。言葉を声にだしてみると効果があがります。
- 「私はお金を十分にもっています」
- 「私はますます裕福になっています」
- 「私は豊かなことに感謝しています」
主語を「私」としてポジティブな現在進行形であればなんでもよいです。ご自身で作文してみてもよいでしょう。
https://twitter.com/wakabana3/status/1232169830964318209?s=19
アファメーションとは
アファメーションは、肯定的な宣言という意味です。
自分の願望や理想を口にだして繰り返し唱えて、潜在意識に働きかけをおこないます。
思いこみや心のブロックを解除して、現実世界を自分の力で創造していきます。
くわしくは>>アファメーションの効果「まさか同じと思ってない?」新提案の4ステップ
4.潜在意識はポジティブな実行をリアルと判断する
潜在意識は過去の思考・記憶といった時間軸を正確に判断できないばかりか、本物のお札と新聞紙の違いもわかりません。
大切なのは潜在意識が、お金がある状況について充足感や楽しさをもって言葉にした実行を「事実」と判断すること。
潜在意識は、お金があるポジティブな「(思い込みの)事実」と現状との違いに焦点をあてます。
潜在意識が認識する「事実」はゆらぐことはなく、むしろ現状を「事実」に一致させる。これが「引き寄せ」の正体です。
「引き寄せ」とは、実際に願いが叶っている自分自身のイメージと思い込みを意図的に潜在意識へ入れ込んで人生を変える、人間が唯一もちえる「創造力」といってよいでしょう。
まとめ
潜在意識に願いをいれて「引き寄せる」には、すでに願いが叶った状態として現在進行形の短い言葉を声に出すこと。
幸せや感謝の気持ちを感じながらアファメーションとして習慣づけることが、引き寄せの法則をもたらします。
「お金」の引き寄せでは、すでにお金を得たあなたの「思い込み」イメージを「事実」として認識した潜在意識が、未来を切り開く勇気をもたらすことなどお伝えしてきました。
あなたのよりよい人生について、あらたな気づきとなれば幸いです!