レイキは、危ないといわれることがあります。ヒーラーが短命とか詐欺や悪徳商法の温床になっているのが理由でしょう。
今回は、レイキが危ないといわれる4つの理由と、レイキの正しいつき合いかたをお伝えします。
レイキの正体とはなにか?
結論からいうと、レイキ自体は危険なものではありません。
レイキとは、正式には臼井靈氣療法(うすいれいきりょうほう)をいいます。
日本の臼井甕男(うすい みかお)さんが提唱した、民間療法のひとつです。
レイキとは生命エネルギーで、だれもが秘めているパワー。
無意識に手から出てくる、いわゆる「気」です。
- ケガをしたとき患部に手をあててもらったらやわらいだ気がした
- つらいときだれかにさすってもらったら心が落ち着いた
こういった経験を子供のころにしたことはありませんか?
レイキでは手をかざすとエネルギーが出て、相手の心身をおぎなえるとされています。
ヒーラーが手からエネルギーを送り、相手の治癒力を促進する。
これがレイキの使いかたであり、レイキセラピーの方法です。
レイキはやめたほうがいい?危ないといわれる理由4選
レイキヒーラーは短命といわれたり、悪徳商法や詐欺にあったりする可能性があります。また科学的に証明されていないのも理由のひとつでしょう。
1.ヒーラーは代償を払い短命といわれる
レイキはされるほうよりも、するほうが危ないといわれます。
レイキをするには、ヒーラー自身が生命力を使うからです。
受け手はその生命力を受け取って、足りないエネルギーを補給します。
レイキヒーラーは、自分のエネルギーを与えなければいけない存在。
負のエネルギーに飲み込まれず、そしてセラピーに耐えうるよう努力しています。そのうえ、ヒーラーが短命といわれるのは、具体的な根拠はありません。
エネルギーを使用する性質上、寿命についてウワサされるようになったのでしょう。
受け手としてはあまり心配せず、ヒーラーを信じてお任せしてください。
2.原因が違うと悪化する可能性がある
原因が違うと悪化する可能性が否定できないのは、デメリットといえます。
レイキは決して万能なものではありません。
多少の邪気を祓う効果はあるものの、悪霊や怨念は祓えないので注意しましょう。
悪霊がいるのにレイキをおこなうと、悪い意味で刺激する可能性があります。
「これといった病気はみつからないのに、なんとなく体調が悪い……。」
その不調を解決するには、レイキだけではパワー不足かもしれません。
適切な専門家にお祓いを頼むといった、正しい手段を試みましょう。ただし、なんとなく体調が悪いのは、医学的な観点から解決できるケースがあります。
- ストレス性の病
- 自律神経失調症
- 季節の変わり目による体調の変化など
スピリチュアルは、心の支えのひとつになってくれる貴重な方法。しかし、そうでない観点を持つのも、健康的な体調管理には大切です。
3.悪徳商法や詐欺にあう
レイキでは残念ながら、スピリチュアル詐欺にあう可能性があります。
もちろん、レイキだけに詐欺が存在するのではありません。しかし、スピリチュアルは目にみえないので、詐欺が判別しにくいです。
- このヒーラーは本当に信頼できるのか
- 知らずのうちに悪徳商法にだまされていないか
- 自分は今依存していないか
つねにヒーラーをチェックし、詐欺でないか慎重に判断しましょう。
スピリチュアルに頼りたくなるときは、つい判断を急いでしまいがちです。
「少し用心深すぎるかな?」くらいに、確認と反省をしましょう。
ここでいう反省とは、いわゆるセルフチェックです。
今受けているセラピーは、どういう原理なのか。
専門的だからと相手任せにせず、一度自分で調べてみましょう。また、周囲に頼れる人がいれば、レイキについて話してみるのもおすすめです。
自分では気付かなかった、意外な観点から意見を得られるでしょう。
4.正体は科学的に証明されていない
レイキの仕組みや正体は、科学的には証明されていません。
いまのところ、スピリチュアルの域を出きってはいないのは把握しましょう。
一応海外におけるレイキは、保険適用がされているなど認知はされています。しかし、科学的には効果が証明されていないのも、また事実です。
そして提唱されている効果も、自然な治癒力の促進が主流になります。
原因のわかっている病気や、大ケガが治るわけではないのは理解しましょう。また、自己治癒力では不十分な状態からも、回復はむずかしいです。
もしつらい症状や大ケガを負った場合は、適切な医療機関に相談してください。
【効能を活かす】レイキのやりかた・つき合いかた5つ
レイキは正しいつき合いかたがわかれば、生活を豊かにできるでしょう。本物のヒーラーを選ぶことや、依存関係にならないなど、5つのポイントを解説します。
1.ヒーラーは本物を選ぶ
ヒーラーはしっかりとチェックをして、本物を選んでください。
口コミをチェックし、評判を調べておくのが重要です。また、脅しや押し売りがないかなども確認しましょう。
悪質なヒーラーは、このままやめると不幸になるなど、脅すケースもあります。しかし、レイキはそこまで強いパワーは持っていません。
急に受けるのをやめても、悪い影響はまず出ないでしょう。
そういった警告をしてくるヒーラーは、あまり信用できません。
気楽かつ真摯につき合ってくれるような、ヒーラーを探してください。
2.精神的・肉体的に癒してもらう
レイキでは精神的・肉体的に癒してもらう効果が期待できます。
今感じている痛さの緩和や、精神の安定など。また、エネルギーの循環をよくして、人間関係の向上なども見込めます。
それでもレイキにできるのは、ちょっとした癒しだけです。
あきらかな病や外傷(ケガ)は、なおせないと知っておきましょう。しかし、足りないエネルギーをもらい、あなたの気を安定させられます。
体内のエネルギーを安定させると、悩みやトラウマの克服に活かせるでしょう。
レイキはたとえるなら、薬ではなくマッサージやセラピーです。
即効性はなくとも、ヒーリングを活かせば心の支えとなります。
3.簡単になら邪気を祓える
レイキは邪気を祓えるのも大きな特徴です。
日用品や食品、自分の周りの空気など、ちょっとしたものを浄化できます。
浄化の際に、特別なパワーストーンがいらないのも特徴的です。
レイキを学べば、比較的簡単にできるでしょう。
邪気切りや邪気切り法と呼ばれています。しかし、家の運気を変えるなど、あまりに大がかりなものは無理でしょう。また、邪悪に呪われたアイテムのお祓いも、少々むずかしいです。
4.依存はしない
レイキとつき合ううえで重要なのは、決して依存しないことです。
人は特定の物事に依存すると、だまされやすくなります。
「これはすばらしい!」と一度思うと、次からもかならずよい結果になると思いがちです。しかし、スピリチュアル詐欺がある以上、100%信じられるものはありません。また、信頼できるヒーラー相手でも、依存は自分の身を滅ぼします。
レイキなら解決できると、なんでもレイキへ頼るケースもあるでしょう。
依存をしないためには、レイキの特性を把握する必要があります。
- レイキは自己治癒力を促進するもの
- なんでもなおせるのではなく、心の支えや痛みの緩和を目的につかうもの
- どういったヒーラーでも100%の効果は保証できない
これらを胸に刻み込みつつ、自省しながらほどほどにつき合ってください。
5.合わない人もいると知っておく
レイキはヒーラーが本物でも、合わない人もいます。
合う人にはよいものの、合わない人には効能が出にくいでしょう。
そのため、信頼していた人から効果を得られなくても、だまされたとは限りません。
エネルギーの送受信は、体質やヒーラーとの相性によりうまくいかない可能性もあります。
そういったケースもあるのは、しっかりと把握しましょう。
心を癒し肉体を休めるには、別の方法もあります。
- 病院にいく
- カウンセラーに相談する
- 電話相談を利用する
- マッサージや、はり灸などを試す
- おまじないを活用する
スピリチュアルから医学的なものまで、選択肢は多種多様です。
レイキだけにはこだわらず、さまざまな方法を試しましょう。
レイキは危ないのか?まとめ
レイキの正体とは、民間療法のひとつです。レイキとは生命エネルギーで、だれもが秘めているパワー。無意識に手から出てくる、いわゆる「気」です。
レイキが危ないといわれる理由として、
- ヒーラーは代償を払い短命といわれる
- 原因が違うと悪化する可能性がある
- 悪徳商法や詐欺にあう
- 正体は科学的に証明されていない
科学的な根拠がとぼしく、さらに詐欺などのリスクがあるためと考えれれます。
レイキとうまくつき合うには、
- ヒーラーは本物を選ぶ
- 精神的・肉体的に癒してもらう
- 簡単になら邪気を祓える
- 依存はしない
- 合わない人もいると知っておく
レイキは、手軽なものです。上手に活用して生活を豊かにしていきましょう。