20世紀最大の発見のひとつといわれている「潜在意識」
人が通常意識していない無意識の部分が、顕在意識として現実にあらわれ人生に大きな影響を与えているのです。
だとすれば潜在意識を書き換えることで、もっとよい人生を実現させたいと思いますよね。
潜在意識の存在に気づき、自らコントロールすることで大きな覚醒が起きます。
「ブロック解除」にて行動のバリアが解け、自分自身が人生の変性を自覚するようになれば、仕事での成功にとどまらない大きな成果を手にすることになるのです。
潜在意識を覚醒させる方法をうまく活用して、みなさんの人生を自由に変えられるとすればあなたはどうしますか?
アファメーションによる自己催眠やさまざまな音源の活用などを含め、潜在意識を覚醒させる方法・効果、引き寄せとの関係などをご紹介していきます!
潜在意識を覚醒させる方法
自分のなかに潜んでいる意識が覚醒することで、能力や直感が加速度的にひろがる感覚を実感します。
潜在意識を覚醒させる方法9つをみていきましょう。
1.なるべく物が少ない場所で瞑想をおこなう
潜在意識の覚醒にもちいられる瞑想。瞑想する場所はなるべく物が少ないほうがよいでしょう。瞑想は心のゆらぎや周囲の状況すべてを感じながら取り組みます。そのときに気持ちを寄せる対象があまり多いと瞑想の効果が得られません。
瞑想するときに雑多なものがあふれていると、そこに気が向きすぎて瞑想の妨げになることも。
2.リラックスできる色を活用する
色彩は潜在意識へのはたらきかけに大きな影響があります。視覚から得られる色彩の情報は自分の行動や思考を変えるほどパワーがあるのです。
とくに「青」あるいは「緑」を意識することは脳波によい影響をもたらし、精神の鎮静、集中力の促進、催眠効果などが期待できます。
ほかに「茶」のリラックス効果や「黒」のストレス遮断効果などさまざまな色の効果も。
3.音楽を使う
人は心地よい音楽を聴くことで、聴き入りたいという思いとは別にウトウトと眠たくなってしまうことがありますよね。
実は音楽と潜在意識との関係はとても密接。潜在意識に近づくための脳波、半覚醒の状態になるときに音楽の力が大きく影響します。
音の周波数と脳波との関係において、絶対的な法則性はなく、個々の感じかたもそれぞれであることは興味深いことです。
音楽に限らず、動画配信などを通じてアファメーションに接することが誰でもできるようになりました。
アファメーションとはなりたい自分になるための、言葉による「思い込み」づくりのこと。「肯定的な自己暗示・宣言」といったもので音声を通じて繰り返し潜在意識へ刷り込みをおこないます。
潜在意識の覚醒に効果的な音源をあげてみましょう。
アファメーション関連記事>>アファメーションの効果「まさか同じと思ってない?」新提案の4ステップ

瞑想に深くはいり込むBGM
第3の眼開眼で潜在意識の覚醒 予知能力 第6感 直感力 第6チャクラ【BGM】
潜在意識の覚醒に効果があるクラッシック音楽
J.S.バッハ「ゴールドベルク変奏曲」
プログレッシブ・ロックで潜在能力を覚醒するなら
Pink Floyd「The Dark Side Of The Moon」
潜在意識を覚醒させるアファメーションの先駆け
【ジョセフ・マーフィー】「聴きながら夢をなかえる」
4.深呼吸をする
瞑想にて潜在意識を覚醒させる要素として大切なのが呼吸です。ゆっくり静かに呼吸をしていくと、自然と呼吸が深くなっていくことに気づくことでしょう。
すこしのあいだでも呼吸に意識をむけることが、潜在意識をたぐりよせる最初のステップとなります。
5. へそ下三寸丹田を意識する
食べものや飲みものをエネルギーに変えるしくみにおいて、もっとも重要な臓器が肝臓。エネルギーの波が人間の「気」です。
「丹田」とよばれる下腹部にあるツボには、「気」が集約します。「気」をぐっと下におさえるイメージをもつことが、潜在意識が覚醒しやすい状況となるのです。
20分くらい丹田を片手でおさえるだけで気持ちが落ち着くことも。
6. リラックスできる姿勢で瞑想をする
「焦っている」状況はまず、潜在意識をしっかりと整えるべきサイン。自分が焦っていることを自覚したのであれば、しっかりと肩の力をぬいて、姿勢を整えることからはじめてみます。
7.身体のことに意識を集中する
身体の一部に「少しだるいな」とか「つま先が冷えている」「今日はあたたかい」など意識をむけてみてください。
過去や未来を行き来する意識が一瞬でも「今ここ」にとどまる感覚がわかります。
1分でもいいので身体の感覚に意識をむけてみましょう。潜在意識にあるセルフイメージとつながる瞬間です。
身体と心の状態は連動しているので、身体の姿勢や使いかたを変えるだけでも心も変わります。
8.眠ってしまっても構わない
潜在意識に通じる手段としてもちいる瞑想。瞑想をするときは目を閉じるため、そのまま眠ってしまうことも。
目を閉じることはイコール眠ることであると潜在意識のなかで認識しているからです。
したがって潜在意識のはたらきとしては正常であるため、眠ってしまってもいっこうに構いません。
ただ、潜在意識を書き換えることで、現実をよりよいものにしたいと考えるのであれば、まず瞑想にて「半覚醒」にとどまる実践を意識していくべきでしょう。
関連記事:瞑想と睡眠時間の関係、瞑想のもたらす3つの効果を実体験レポート

9.具体的な行動をイメージ
より具体性をもった行動イメージは、潜在意識にも明確に刷り込まれるようになります。寝る前にポジティブな内容をイメージしてみます。
自分が楽しむことも大切ですが、それプラス誰かを喜ばせるという発想が大事です。
より自分のミッションやインスピレーションが活性化されます。
みなさん海外旅行はどこにいきたいでしょうか。ハワイにいくとすればひとりよりは誰かといったほうがよいでしょうか。ホテルはどこに泊まりましょうか……。
というようにどんどん掘り下げて具体的にイメージをします。あくまでポジティブにとらえていきます。それだけでしあわせを感じませんか? この意識が現実を変えていくのです。
ポイントは半覚醒状態
潜在意識の「入り口」はいったいどこにあるのでしょうか。日常の活動しているときにはたらいているのが「顕在」意識ですね。潜在意識の表にでてきている部分であり「氷山の一角」のようなイメージ。
一方、完全に寝入っている睡眠状態では100%潜在意識のなかにいることになります。
海上に浮いている氷山でいえば「海の底」であり、意識としては顕在化していないため自分自身が無意識になにを考えているか認識することができません。
潜在意識にふれることができるのは、海上の氷山でいう海と大気のあいだ、喫水面においてです。ここがいわゆる「半覚醒」の状態、潜在意識の入り口にほかなりません。
起きてはいるが寝てもいるといった「まどろんでいる」「寝ぼけている」状態ですね。「夢」をみたり、場合によっては「金縛り」を体験したりするのもこのときです。
「半覚醒」のときが、潜在意識の内容を知り、内容を書き換える唯一のチャンス。潜在意識を書き換えること、すなわち覚醒が起こります。
ドミノのような連鎖が起きるため、顕在化され現実においても大きな変化が訪れるのです。
潜在意識と引き寄せの関係
潜在意識の書き換え、覚醒が現実世界の変化をもたらすことは先に述べたところですね。
「変化」の感覚とは、すべての境界がなくなる感じ、すべての人や物がつながりをもってごちゃ混ぜになるという感じ。この感覚がいわゆる「引き寄せ」なのです。
お金や人との出会いにおいて注目される点でもあります。くわしくみていきましょう。
1.お金の問題
「もっとお金がほしい」という意識は潜在意識にとっては「お金がない」現実をつくりだすことになります。
お金そのものを引き寄せようとした時点で、「今はお金がない」と潜在意識が認識し、逆に「不足」を引き寄せることになるのです。潜在意識は不足のままで維持しようとします。
一方、お金の循環とは「しあわせ」の運気がもたらします。しあわせはめぐり会った人との関係でもたらされます。お金は出会った人、さらにはその人のエネルギー(波動)が運んでくると考えればよいのです。
お金自体を求めるのではなく、しあわせを求めることが結果としてお金を得ることができるということです。
あわせて「お金は楽をして稼ぐものではない」「汗水たらして稼ぐもの」さらには「お金は汚いもの」といった固定観念はいっそうお金を遠ざける要因ともなります。
潜在意識において「ブロック」となるこの観念からはなれて自由になること、「ブロック解除」がとても重要になるのです。
2.恋愛(片思い・復縁・結婚)
恋愛についてもおなじです。しあわせを求める意識が人を引き寄せるようになります。といっても、恋愛すべてがみなさんの思いどおりにはならないですよね。
引き寄せとは頭のなかでイメージしがことが起こる法則ではありません。
自分の心のありかた、「波動」というエネルギーにあったものが現実としてあらわれます。
片思いをしているときは「あの人に振り向いてもらいたい」「自分を認めてもらいたい」と考えがち。
これは潜在意識のなかにある、あの人に振り向いてもらえず、認めてもらないという「満たされていない」気持ちのあらわれ。
もっといえば、無意識にあの人の気持ちを思いどおりにしたいという波動、攻撃的なエネルギーのあらわれともいえます。
思いどおりにさせるエネルギーに直面した相手は、無意識のレベルで警戒するようになるため、逆に片思いは成就しません。
願望がかなうときというのは、あなたの心が満たされていて結果に執着をしていないときです。
片思いを成就させたい人が取り組むべきは、「相手が振り向いてくれなくても十分しあわせだ」という認識が潜在意識にある「自分づくり」が大切である。ということです。
意中の相手は「求めなくてもしあわせであるあなた」に引き寄せられます。「求めるなら求めるな」という逆説的な法則、これが「引き寄せ」の正体です。
同じように結婚相手がみつからなくて悩んでいるという人も、「結婚できなくてもしあわせだ」という自分を愛することが、実は結婚を引き寄せる最短ルート。
恋愛や結婚に執着して相手と離別した人も、あらためて「いまの自分で十分しあわせ」と心から理解し、かつてのパートナーに感謝することができたなら、復縁の芽もあるということなのです。
3.人間関係の悩み
「人間関係がうまくいかない」悩みに対して、わたしたちはさまざまな努力をします。
その努力は職場であれば「部署を異動する」「転職する」「自己啓発本を読む」といった環境や行動を変えることにむけられますが、根本的な解決とはならないほうが多いのではないでしょうか。
根本的な解決のヒントとなるのが、潜在意識下の「セルフイメージ」に気づくこと。
人は潜在意識にある「心理的な前提」を通して現実世界をみています。たとえば幼少期に心に「自分は愛されない」という心理的前提を潜在意識にもってしまうとします。
人との交流のなかでは、「愛されない自分」というフィルター、心理的な前提では、目の前のできごとすべてにおいて自分が愛されていないことの証明にみえてしまうのです。
人間関係の悩みとは、目の前で起きている現実に、自分だけの解釈をつけているために起きているといって過言ではありません。自分で今の状況を「引き寄せている」と考えるべきなのです。
人間関係がうまくいかないときとは、自分自身の潜在意識にあるセルフイメージや思い込みに気づくための機会ととらえましょう。
私が潜在意識を感じたエピソード
私自身、多くの人々に「気づき」をもってもらえる役割として、講師として講演活動などをひろげていきたいという思いがありました。
もともと雄弁に話すどころか、人前で話すことも躊躇(ちゅうちょ)していました。
しかし、自分の得意分野を人にプレゼンテーションすることの「喜び」について、さまざまな人がしあわせになるイメージを瞑想など通じ重ねていました。
ある日、業界団体において、日頃の研究成果などを発表する機会がめぐってくることに。
このとき、壇上では自分と聴衆との境界を感じなくなるような、はじめて体験する感覚があったのを覚えています。
「自分がなにを話すか」というよりは「聴衆が自分を通じて言葉を作りだしている」といった不思議な感覚がありました。潜在意識が自分をつき動かすような感じでもあります。
このような機会が得られたことや、結果として最優秀プレゼンの評価とともに、新聞等のメディアで取り上げられるなどの「引き寄せ」を得られたのも大きかったです。
「潜在意識が今につながるってこういうことなのか」と感じる体験でもありました。
まとめ
潜在意識の覚醒について、さまざまな角度でお伝えしてきましたがいかがでしたか?
願望を叶えるためには、潜在意識になにかを直接要求することではありません。
「自分がどうありたいか」という自分づくりが大切であること。その結果、今の自分に見合った状況がどうめぐってくるのかを考えるのが、願望を叶える近道であり、潜在意識とのつきあいかたです。
潜在意識の覚醒によって、みなさんの人生が実りあるものとなることを願っています!