自分の前世はいったいどんな人物だったのだろう? 興味があるかたは多いのではないでしょうか。
私たちはさまざまな時代と国で、ときには男性になったり女性になったりして「輪廻転生」と呼ばれる生まれ変わりを繰り返してきました。
前世からの生まれ変わりであるあなたは、過去にどのような体験をしたのか。後世において感じる「懐かしい」という感覚は、祖先からのメッセージである可能性があるのです。
残念ながら前世の記憶は、生まれてきてからどんどん薄れてしまうため、前世の記憶を持つ大人はほとんどいません。もし自分の前世を知れたら、自分の隠れている才能や適職を見つけて今世に活かすことができるでしょう。
最近は、前世を知るために、いろいろな占い、心理テストをつうじて診断がおこなわれています。
スピリチュアルとしての恋愛占いや性格占いなどは、前世での人間関係から診断をすることが多いのです。
ただし、前世を知るには、占いやスピリチュアルな診断のみに限りません。
実は、霊感や特別な能力がなくても前世を知ることは可能です。今回は、瞑想やデジャブ・習慣、潜在意識の開放から、自分でできる前世の記憶を呼び起こす方法を紹介します。
脳の記憶からは完全に消し去られてしまっていても、潜在意識の中で魂は記憶しています。深い意識の中にアクセスして、魂の記憶をメモしながらたどってみましょう。
1.瞑想をする
瞑想をきっかけに、前世の記憶を取り戻す人もいます。
前世とのつながりを意識する方法として、瞑想の時間をもつことは有効。生まれ変わる前の、あなたが生きた場所の記憶がよみがえることも。
マインドフルネスという言葉がブームになっているように、瞑想は意識を雑念から解き放ち、ゼロの状態に戻ります。
人によっては白い光が見えてきて過去の風景が蘇ることも。最初から長時間おこなうのは難しいかもしれませんが、根気と集中力がポイントです。
- 集中力の向上
- ストレスや不安の軽減
- 自律神経の安定
- 幸福感に包まれる
このように、瞑想は心身へのメリットがたくさんあります。毎日の習慣として、就寝前などに取り入れてみてはいかがでしょうか。
2.デジャブをメモする
デジャブ(既視感)は大切な魂からのメッセージです。
前世からの生まれ変わりを何人も繰り返すため、潜在意識には実に多くの記憶が眠っていることも。
前世での男性あるは女性としての体験記憶をもって、今世のある瞬間に「懐かしい」という感覚をもたらすのです。
恋人に投げかけた言葉、好物を口にした瞬間。
ふとしたことがトリガーとなり、現在の自分と前世の自分がリンクして1本の線でつながるような感覚を味わいます。
デジャブは瞬間的に感じることが多く、体験してもすぐに忘れてしまう人がほとんどなので、メモに残すことがオススメです。
書き留めた単語の並びから、インスピレーションが降りることもあります。
デジャブには、誰かと一緒だったことや、前世で自分がおこなっていたことと関連性があります。
3.初対面の人を知っている感じがする
初対面なのに、すぐに打ち解けてどこか懐かしい感覚を覚える人は、前世からのソウルメイトであることがほとんどです。反対に、初対面から嫌な印象を受けるときは、前世から因縁のある敵同士だった可能性があります。
前世のあなたは、現在の性とかならずしも一致しません。過去は男性あるいは女性であった可能性も。前世からの人間関係が引き継がれているのです。
ソウルメイトとは、必ずしも自分にとっていい影響をもたらす相手だけではありません。
ときにはあなたを成長させるために悪役になってくれる人もいます。
恋愛占いでも、前世から引き継がれた性格を診断。相性があわない人との出会いは後世のあなたにとっては大きな意味をもつことも。
大嫌いなあの人も、実はあなたのソウルメイトかもしれません。前世で憎しみあった人と今世で和解して負の連鎖を断ち切ることは、おたがいのカルマの解消になります。
4.はじめての場所を知っている感じがする
旅行ではじめて訪れた場所なのに、なぜか地理をすんなり覚えてしまう、この景色を遠い昔に眺めたことがある。
前世にて、すでに訪れている場所であり、生まれ変わったあなたが「懐かしい」と感じるのであれば、前世とつながっている証拠といっていいでしょう。
ただの錯覚だと感じるかもしれませんが、自分の感情にしたがってみてください。
そこにいるだけで理由もなく涙がでたり、楽しかった気持ちが蘇ってきたり、深い意識から感情が湧き上がってきたら、あなたにとって縁の深い場所であることは間違いないでしょう。
5.直感が強く働く
直感は単なる虫の知らせだけはなく、膨大な過去生の経験からくる学びや警告の場合もあります。
占いや前世診断においてスピリチュアルな直感に目覚めることも。
なぜか上手くいかない気がするという胸騒ぎを感じたときは、前世も同じ失敗を繰り返してきたのかもしれません。
魂は前世でやり残したこと、果たせなかったことを今世で解消することを望んでいます。
直感が働いたできごとは、前世からのキーポイントなので慎重に判断していきましょう。
6.恐怖を感じる
前世からの生まれ変わりをつうじて、幾多の恐怖も経験しています。
戦争に興味や恐れをもつのであれば、前世で深い戦争体験をもっていると考えられるのです。
前世で悲惨な経験をして、深く刻まれた恐怖心は、今世にまで影響していきます。今世で抱えている、原因不明の怖いものは過去生を知る重要なヒントになることも。
- 溺れた経験がないのに子供のころから水が怖い
- 火を見ていると不安な気持ちになる
- 戦争映画を観ると具合が悪くなる
このような場合は、実際に水難事故や火災にあっていたり、戦争に巻き込まれたりしていた可能性があります。
7.同じ夢をよくみるならメモしておく
印象に残った夢を記録していくことによって、過去をひも解く手がかりになるでしょう。
スピリチュアルの教えでは、人は睡眠中に霊界に還ることによって魂を休ませています。
睡眠中は、高次元とつながっているため、起きている間は受け取れないあらゆる情報をキャッチしていました。
夢占いでは、あなたが睡眠中にみる夢と前世をむすびつけます。生まれ変わる前の過去と接点をもつことが前世診断の手がかりとなるのです。
夢の中で何度も登場する今世ではいったことのない建物や風景は、今の自分ではない別次元の記憶にアクセスしていることになります。
8.他人のクセや苦しい状況を敏感に感じる
相手の苦労話にもらい泣きしてしまうようなときは、どこかの過去生の自分と状況を重ねているのではないでしょうか。
生まれ変わりを繰り返し、たくさんの経験をしてきた魂は、それだけ感受性が豊かになり他人の気持ちを読み取る力が強くなります。
転生経験が多く、リーディング能力に長けている人は、カウンセラーやヒーラーとして活躍している人がたくさんいます。
9.クセになっている習慣や趣味がある
人と違うことは、個性や目印になります。
- 家庭環境も関係なく、誰にも教わっていないのに身についている習慣がある。
- 物心ついたときから、変わった趣味嗜好がある。
なかなか他人には理解されなくて、さみしい思いをすることもあるでしょう。
それは、前世から再会を約束していた仲間に出会えるチャンスでもあります。
前世から引き継いだ趣味を、今世でも仲間と楽しみましょう。
10.好きな国を思い浮かべる
テレビや写真で観て気になった、いったことのない国があれば訪れてみる価値はあります。
訪れた場所にて、前世のあなたが暮らしていたとすれば、なにかしらスピリチュアルな直感がはたらくかもしれません。
その国の空気と文化に触れて、なにを感じるか確かめてみてください。
人によっては数十回、数百回という単位で転生を繰り返している私たちは、地球に存在するあらゆる国で、生まれ過ごしてきた可能性を秘めています。
南国が好きな人、ヨーロッパが好きな人、中東の雰囲気が好きな人。
なぜか愛着を持っている国を思い浮かべてみましょう。
11.興味のある時代を思い浮かべる
興味のある時代こそ、あなたが生きていた時代かもしれません。
映画での戦争のシーンに興味をひかれるようであれば、戦時下の兵であった前世に影響をうけているかもしれないのです。
歴史を学んだり古い映画を観ていたりして、なぜか印象に残った時代や、シーンはありませんか? 日本の戦国時代だったり、中世ヨーロッパの魔女狩りの時代だったり、理由はわからないけど強く惹かれて興味を持つときは、あなたがその時代に生きていた可能性が高いです。
12.魅力を感じる職業を考える
前世と今世の職業は共通点があることが多いです。
前世占いや心理テストでも、現在あなたが就いている職業から、生まれ変わるまでにあなたが就いていた職業はなにかを診断します。
まわりから天職といわれて活躍している人は、魂が本人の特性を記憶していて、転生のたびに同じ職業に導かれていることもあります。
胎児から、幼少期までは前世の記憶を持つ子供が多いというデータがあります。
自分にはなにが向いているのかわからないという人は、子供のころに憧れた職業、好きだったものを思い出してみるとヒントが見つかることも。
13.魅力を感じる音楽を考える
どこか懐かしい感じのする音楽は、前世のあなたが聞いていたかもしれません。
クラッシックの名曲などで、メロディが流れただけで懐かしい気持ちになっていつまでも聴いていたくなるような気持ちになったら、遠い過去生の自分も、同じ曲を聴いていたのかもしれません。
いつの時代も音楽は芸術として愛され、文化とともに受け継がれていき、私たちの記憶をつないでくれます。
14.潜在意識のブロックをはずす
前世、過去生、惑星の意識まで眠っている潜在意識が、前世の記憶を知る鍵となります。
前世で自分はなにものであったか。生まれ変わったあとに知るすべは、潜在意識をひもとく以外にありません。
潜在意識(無意識)の領域は無限に広く、私たちが日常において、頭で考える思考など氷山の一角でしかないほどです。
なにがブロックになっているのかくわしく原因を究明したいかたは、催眠療法などの専門家に頼むこともひとつの方法です。
思い込みや疑いの気持ちを捨てて、信じる気持ちが重要になります。
まとめ
長い地球の歴史の中で、私たちは生まれ変わりを繰り返し、学びの修行を続けていました。
私たちは過ちや失敗を重ねて成長していき、幸せになることを目的としています。
過去から未来へと魂の旅は続きますが、「今」この自分として生まれた人生はいちどだけです。
前世を知ることで、才能に目覚めたり、危機を回避したりして今と未来に活かしていってくださいね。