人当たりがやわらかく接しやすい、いわゆる感じのいい人。どういった人が「感じのいい人」とされているのか、気になりますよね。
今回は感じのいい人の特徴や共通点を徹底解説します。感じのいい人の好かれる理由は、自分に自信があるところ! 意外な特徴も紹介します。
感じのいい人の特徴
感じのいい人の特徴には、「やさしい」「献身的」ともいえる傾向が強くみられるでしょう。
- いつもご機嫌で楽しげな雰囲気
- 誰に対しても裏表なく親切
- ゴシップ話や、非難や批判をしない
- 話しかけていく
- 相手の話をさえぎらない
- 損をしても自分のせいにできる
- 話に共感してくれる
- 健康的で清潔感がある
- 肯定的で否定しない
- 人助けが自然とできる
- 感情の起伏が少ない
- 目をみてあいさつできる
- マナーが守れる
- ギブの精神がある
- アイコンタクトが上手
1. いつもご機嫌で楽しげな雰囲気
感じのいい人はいつもにこやかで、誰もが元気づけられるような、明るいオーラを発しています。
また自分に自信があり、常に胸を張って前を見据えています。
常に機嫌がいいようにみえるので、「ほんわか系」や「能天気」といわれることも。しかし感じのいい人は、ただぼんやりとしているわけではありません。
自分の不機嫌を垂れ流しにしてしまうと、ほかの人にまで悪い影響をあたえてしまうと知っているのです。
感じのいい人はいい意味で計算高く、機嫌のいい自分だけを周りにみせます。
機嫌がどうしても落ち込んでしまうときには、無理して取り繕うこともあるので、周りの人も無理をさせないようにしましょう。
2. 誰に対しても裏表なく親切
感じのいい人は、誰に対してもわけ隔てなく接します。
相手のことを拒否することもなく、どんな人にも正面から、自分の価値観で向き合おうとするのです。また本当に感じのいい人は裏表もないため、ぶりっ子をしたり陰口を叩いたりといったこともありません。
少し正直すぎるところもありますが、それも含めて老若男女から広く愛されることでしょう。
3. ゴシップ話や、非難や批判をしない
感じのいい人は、うわさ話や批判を好みません。
安易にこういった話をすると、「あの人は悪口をいう人だ」と周りの人が遠ざかっていくことを知っているからです。
たとえ周りの人が非難をしようとしても、話題を切り替えようと努めます。
話題を適切に選べるという、コミュニケーション能力の高さも持ち味といえるでしょう。
4. 話しかけていく
感じのいい人は、自分から話しかけていきます。
好意をもってもらいたい気持ちもありますが、「さまざまな人とコミュニケーションしたい」という好奇心から動く人が多い傾向にあります。
自分から話しかけることの苦手な人がいても、自然と輪へ入れるように積極的に行動していくのです。また空気も読めるので、本当にコミュニケーションに苦痛を感じる人がいれば、無理にしつこくすることもありません。
5. 相手の話をさえぎらない
感じのいい人は、相手の話をしっかりと聞く傾向にあります。そのため自分ばかり話そうとせず、相手の話をさえぎることもないといえるでしょう。
相手が思う存分話せないと、不満を持たせてしまうとわかっているのです。
聞きっぱなしでなく適度に相づちを打ちつつ、なるべく相手に話させます。
6. 損をしても自分のせいにできる
感じのいい人は、人に責任を押しつけることがありません。
仮に自分の落ち度が少ない場合でも、「自分にもこういうところがあった」とさまざまな視点から考えてくれます。
「自分にも責任があった」といえる理由は、ただ人をなぐさめるだけでなく、自分の勉強のためでもあります。
常に柔軟な考えかたをおこたらないことで、寛容さを保っているのです。
7. 話に共感してくれる
感じのいい人は、「そうだね」「わかるよ」とよく共感してくれます。
相手の話を聞き、共感することで新しい考えかたや観点を学んでいこうとしているのです。
求められていないのにアドバイスをすることや、聞いてほしいだけなのに無理に意見することもありません。
少し相手に甘すぎるところもありますが、とにかく話を聞いてほしい人にとってはいい聞き役となります。
8. 健康的で清潔感がある
感じのいい人は、外見も健康的で常に清潔感があります。
感じのいい人は好かれる努力をおこたらない人でもあるため、自分の印象に関わる外見もおろそかにしません。
派手すぎず地味過ぎない、すっきりとした明るさの感じられる服装を好む傾向にあります。
雰囲気からしても「しっかりしている」「安心できる」と思わせてくれる、自然でおだやかな表情を浮かべています。
9. 肯定的で否定しない
感じのいい人は常に肯定的で、ほとんど否定をしません。
たとえ好ましくないことでもはっきりと「ダメだ」といわず、肯定的な言葉に言い換えてやんわりと伝える傾向にあります。
とにかくやさしく伝えるため、相手によっては依存させてしまうことも。
そういった場合でも感じのいい人はなかなか強く出られないため、周りの人が手助けしてあげましょう。
10. 人助けが自然とできる
感じのいい人は、意識せずとも積極的に人助けができます。
人助けに面倒さや気恥ずかしさを感じておらず、すぐに手を差し伸べられるのです。
感謝されることも好きですが、自分から人を助けること自体になによりもの喜びを感じています。
11. 感情の起伏が少ない
感じのいい人は、感情の起伏が少ないことも特徴です。
「感情の起伏が少ない」というと一見冷徹に感じるかもしれませんが、ここでは常に穏やかであるという意味です。
急にカッとなったり、ガクンと落ち込んだりしないとも言い換えられるでしょう。
自分の感情を認め、自分自身を信じているため、一定の落ち着きを保てるのです。
自制心が強く、常に自分を冷静な目で見つめられます。
12. 目をみてあいさつできる
感じのいい人は、常に人の目をみてあいさつができます。
コミュニケーションにおいて「目をみる」ことは、「相手の状態を知ろうとする」ことです。
感じのいい人は相手の目で状況・状態を察し、適切な対応を心がけています。
人の気持ちを察する能力や、人に寄り添おうとする気持ちが強いとも言い換えられるでしょう。
13. マナーが守れる
感じのいい人は、基本的なマナーをしっかりと守れます。
マナーがいまひとつな人に対しても厳しくしからず、やさしく教えてくれるタイプ。
コツコツと積み重ねてきた知識があり、自然と正しくふるまえる人でもあります。
14. ギブの精神がある
感じのいい人は、人に奉仕をするギブの精神があります。
見返りであるテイクは必ずしも求めておらず、ただ人に尽くすことに満足感を覚えているのです。
「ただ一方的に尽くすだけでもいい」と考えている場合もあります。
好ましくない利用をされることや、身の滅ぼしすぎには注意が必要です。
15. アイコンタクトが上手
感じのいい人は、意識せずともアイコンタクトができます。
目を合わせ続けることや、目をそらしすぎることもなく、お互いに気持ちのいい程度がわかるのです。
この感覚は、積み重ねてきた経験によるもの。
話術や語彙力だけでなく、目のコミュニケーションも上手といえます。
【注意】人当たりがいい人は仕事ができない問題
「人当たりがいい」というと一見メリットだけのようにみえますが、実は仕事ができないというデメリットもあります。
より正確にいうと、人当たりがいい人は他人に利用されやすいのです。
「ノーといわないから」と無理な仕事を押しつけられたり、多くのことを命令されたり……。
無茶なことをされても「無理だ」といえず、ひとりで抱えてつぶれてしまうこともあります。つまり自分の許容範囲を超えてまで請け負いすぎるので、結果として「仕事ができない」ことになってしまうというわけです。
「自分の限界を知り、無理をしないこと」は自分のため、そして人のためにも重要といえます。
人のために努めるだけでなく、ときに「自分が今持つ力」と向き合うことも、成功のための道筋です。
まとめ
感じのいい人は、悪口をいわず自分に自信がある人です。
ときには自分を犠牲にしてまで、健気に人を助ける魅力的な人物といえるでしょう。
以下のポイントをおさらいしておきましょう。
- 感じのいい人はいつも楽しげ
- 誰に対しても素直で親切
- うわさ話や悪口を避ける
- 自分から話しかける
- 相手の話をさえぎらない
- 自分の失敗を認められる
- 共感が上手
- 健康的で清潔感
- 肯定的で否定しない
- 人助けが好き
- 急にカッとなったり沈みすぎたりしない
- 目をみてあいさつをする
- マナーはしっかり守る
- テイクを求めないギブ
- アイコンタクトが上手
- 人当たりがいいと仕事でうまくいかないことも
ぜひともこの記事を参考にして、感じのいい人への理解を深め、ときに彼らから利点を学んでいきましょう。