家を建てると身内が亡くなるって本当?
知らず知らずのうちに不幸を引き寄せているとしたら、新築するのも怖くなってしまいますよね。
「家を建てると不幸になる」のは珍しいことではありません。ただし、そこにはちゃんとした理由があります。
ポイントをしっかりおさえると、家を建てることを必要以上におそれなくなるでしょう。迷信に近いものもけっこうある?
今回は、家を建てることにまつわる不幸との関係をスピリチュアルな視点でお伝えします。



家を建てると人が亡くなる本当の理由
「家を建てる」とは、幸せばかりではありません。知らず知らずのうちに不幸を引き寄せています。
人が亡くなるのは縁起でもありませんが、おさえるべきポイントから外れると不幸を引き寄せ、不幸の行きつく先には「人が亡くなる」事態がまったくないとはいいきれません。
「迷信」が家を建てる行動を左右することも。家を建てると人が亡くなる本当の理由5つに迫ります。
理由1:家を建ててはいけない年齢
かなり若い時期や、歳を重ねてから家を建てるのは慎重になるべき。人生かならずしも順調にいくとは限りません。場合によっては近しい人が亡くなる事態も!?
スピリチュアルの観点からも、家を建ててはいけない年齢があります。
古来からの年回りの算術にて厄を避ける周期。一般的に知られているのは「厄年」や「天中殺」「大殺界」などのタイミングです。
厄年
20代、40代、60代にある厄災がおこる周期のこと。男性の42歳、女性の33歳は大厄といわれ、家を建てるなどの大きな決断は避けたほうがよいとされます。
厄にかかる年齢だけど「家を建てたい」場合は、厄除けや祈祷、お祓いなどが必要です。
天中殺
12年に一度おとずれる、私欲をひかえるべき2年間のこと。算命学上の周期であり、直近では2030年、2031年が天中殺のタイミングです。
大殺界
天中殺の2年間に1年加えた3年期間が大殺界。六星占術における殺界・大殺界の期間も、家を建てるのは避けたほうがよいと考えられています。
理由2:家を建ててはいけない場所
家を建てる場所も人が亡くなる理由のひとつとされますが、実生活でも不便を強いられる立地。
家相や風水がしめす吉凶。家を建ててはいけない場所とはどのような場所なのでしょうか。
三角地
道がクロスする場所にある三角形の土地。この場所に三角形の家を建てると安定感のない生活になりやすいといわれます。
病気がちになったり、転職を繰り返したりの生活がつづく可能性も。
対策としては、家を四角形の構造にするとよいでしょう。鋭角な敷地部分には草木を植えるなどすれば、災いを避けるといわれています。
行き止まりの場所
いわゆる袋小路の場所。行き止まりの路地にある土地に家を建てると、問題の解決策が見つかりにくい生活になることも。
「気」の流れが停滞しやすいため、苦しい状況に立たされると逃れられなくなります。
風水的な見解や、防災の観点からも家を建てるのは避けたほうがよい場所でしょう。
周辺の土地や建物の立地が高い
周りを背の高い土地や建物に囲まれた家。住んでいる人の気か滅入ってしまいがち。
風通しが悪く、圧迫感があるため、自然と自己評価が下がってしまうことも。
せめて朝日の昇る方向、東から南東方向が開けてているとよいでしょう。
理由3:身の丈に合わない家だから
身の丈に合わない家を建てると、のちに身体や精神に大きな負担がかかります。
分不相応な生活が、人間関係のバランスを崩す原因にも。家を建てたがゆえ「人が亡くなる」結末になりかねません。
支払いに追われる毎日。メンタル的に徐々に追い込まれて体調を崩す一因に。
家族を失うばかりか、自分の命を失う可能性さえありえます。
家を建てるとは、人生で一番の買いもの。よく言われるところですが、このときにまず考えるべきはあなたの健康です。
理由4:家を建ててはいけない年や月がある
家を建ててはいけないとされる年月は、期日によっては不幸をまねいてしまうため「人が亡くなる」理由になることも。
古来、建築業の人々に信じられている暦が「十二直」。家を建てる建築吉日をみるためのカレンダー。
冠婚葬祭で目安にされる六曜とも異なる基準であり、建築の日程調整にも用いられています。
家を建ててはいけない、避けたほうがよい年月が「三隣亡(さんりんぼう)」や「土用」です。それぞれみていきましょう。
三隣亡
伝統や風習を重んじる地域などでは、現在も建築関係者のあいだで大凶とされる暦。家相的にも上棟や土起こしなど、建築の節目では忌み嫌われる日取りです。
家事などの災害で、近隣の3軒先まで滅びてしまうとされています。
土用
季節の変わり目であり、「土の気」がもっとも盛んになるのが土用の期間。新築にあたり、土を掘り起こす作業は避けたほうがよいとされます。
立春と立夏、立秋および立冬前の約18日間が土用。土中の微生物が盛んになるため、あらゆるものを「腐らす」ことから、人の体調が崩れやすいと信じられています。
家が建ったあとも不具合をもたらす可能性が高いことから、土用期間には着工しないとされているのです。
理由5:家を買うタイミングではない
運気が下がっているときは、家を買うタイミングではありません。
失業や離婚といった望ましくない状況で家を買ってしまうと、あなただけでなくあなたを取り巻く人々にも悪影響があるでしょう。
一般的には結婚や出産、仕事での昇格などのライフイベントが家を買うタイミング。ただし、順風満帆でないのが人生です。
運気の落ち込みをカバーできる年齢はおおむね20~30代。新築や住宅ローンを組むのに適切なタイミングは限られています。
40代以降の壮年期でも、家を買うチャンスはありますが、貯蓄や物件、自身の健康などを精査する必要はあるでしょう。
東京オリンピック開催までは、都市部を中心に地価の上昇がつづきました。コロナウイルスの広がりとあわせて、家を積極的に買う機運には恵まれなかった人も多いでしょう。
ただし、先を見据えるなら、東京オリンピック開催後とコロナ禍の長期化は地価の下落とともに、住宅事情は改善しています。
あなたのおかれた現状をしっかりと受けとめて、家を買う決断をするのは「今」かもしれません。
家を建てると身内に不幸が起こると江原さんも言っている
家を建てると人が亡くなる本当の理由5つをみてきましたが、スピリチュアルカウンセラーの江原啓之さんも、家を建てると人が亡くなることに言及しています。
ただし、家を建てると、知らず知らずのうちに不幸を引き寄せてしまうことへの警鐘のようなもの。
一事が万事、家を建てたら人が亡くなるというのは、すこし極端な見かたです。
江原さんは、新築に際し、ぜひ地鎮祭に参加するべきといっています。もともと先住している「自然霊」に対するご挨拶の機会であり、人間が踏み込むことに礼節をつくすべきとの考え。
神主さんのお祓いは、自然霊を祓うものではなく、邪悪なエネルギーを祓っているとのこと。
「自然への畏敬」が、身内への不幸を祓い、安全に家を建てるポイントといえるでしょう。
まとめ
今回は家を建てると人が亡くなる本当の理由をお伝えしてきました。
- 厄年や天中殺、大殺界などは、家を建ててはいけない年齢
- 住みにくい三角地や行き止まり、背の高い土地建物に囲まれた立地はダメ。
- 身の丈に合った家を建てないと苦労する。
- 家を建てるのには、古来からの暦に準じた適切な日取りがある。
- ライフイベントと連動して家を買う。オリンピック後は買いやすいかも。
これらは家を建てる・買う人の健康に留意した、先人からの智慧といえます。
おおむね迷信に近くいとも言えますが、適切なポイントをおさえておけば、それほどおそれる必要はありません。
家を建てたい、あなたの参考になればうれしいです!