20世紀最大の発見のひとつといわれている潜在意識。
人が通常意識していない無意識の部分が、顕在意識として現実にあらわれ人生に大きな影響を与えます。だとすれば潜在意識を書き換えれば、もっとよい人生を実現できると思いますよね。
潜在意識の存在に気づき、自らコントロールできれば大きな覚醒が起きます。
「ブロック解除」にて行動のバリアが解け、自分自身が人生の変性を自覚する。そうすれば、仕事での成功にとどまらない、大きな成果を手にするでしょう。
潜在意識を覚醒させる方法をうまく活用して、あなたの人生を自由に変えられるなら、あなたはどうしますか?
アファメーションによる自己催眠や、さまざまな音源の活用などを含め、潜在意識を覚醒させる方法・効果、引き寄せとの関係を紹介します。
潜在意識を覚醒させる方法
自分のなかに潜んでいる意識が覚醒すれば、能力や直感が加速度的にひろがる感覚を実感します。
1.なるべく物が少ない場所で瞑想をおこなう
潜在意識の覚醒にもちいられる瞑想。瞑想する場所はなるべく物を少なくしてください。
瞑想するときに雑多なものがあふれていると、そこに気が向きすぎて瞑想の妨げになります。
2.リラックスできる色を活用する
色彩は、潜在意識への働きかけに大きく影響します。
視覚から得られる色彩の情報は、自分の行動や思考を変えるほどのパワーです。
ほかに「茶」のリラックス効果や、「黒」のストレス遮断効果などさまざまな色の効果も期待できます。
3.音楽を使う
人は心地よい音楽を聴くことで、聴き入りたいという思いとは別にウトウトと眠たくなることもあります。
音楽と潜在意識との関係はとても密接。潜在意識に近づくための脳波、半覚醒の状態になるときに音楽の力が大きく影響します。
音の周波数と脳波との関係において、絶対的な法則性はなく、個々の感じかたもそれぞれです。
音楽に限らず、動画配信などを通じてアファメーションが、誰でもできるようになりました。
アファメーション関連記事>>アファメーションの効果「まさか同じと思ってない?」新提案の4ステップ
瞑想に深く入り込むBGM
第3の眼開眼で潜在意識の覚醒・予知能力・第6感・直感力・第6チャクラ【BGM】
潜在意識の覚醒に効果があるクラッシック音楽
J.S.バッハ「ゴールドベルク変奏曲」
プログレッシブ・ロックで潜在能力を覚醒するなら
Pink Floyd「The Dark Side Of The Moon」
潜在意識を覚醒させるアファメーションの先駆け
【ジョセフ・マーフィー】「聴きながら夢をなかえる」
4.深呼吸をする
瞑想にて、潜在意識を覚醒させる要素として大切なのが呼吸。ゆっくり静かに呼吸をしていくと、自然と呼吸が深くなっているのに気づくでしょう。
少しの間でも、呼吸に意識をむければ、潜在意識をたぐりよせる最初のステップになります。
5.へそ下三寸丹田を意識する
「丹田」(たんでん)とよばれる下腹部(へそ下)にあるツボ(関元:かんげん)には、「気」が集約。
エネルギーの波が人間の「気」です。
「気」をぐっと下におさえるイメージをもつことが、潜在意識を覚醒しやすい状況です。
20分くらい丹田を片手でおさえるだけで、気持ちも落ち着かせられます。
6.リラックスできる姿勢で瞑想をする
「焦っている」状況は、潜在意識をしっかり整えるべきサイン。自分が焦っていると自覚すれば、肩の力をぬいて、姿勢を整えてください。
7.身体に意識を集中する
身体の一部に「少しダルいな」とか「つま先が冷えている」「今日は温かい」など意識をむけてください。
過去や未来を行き来する意識が、「今ここ」にとどまる感覚がわかります。
1分でもいいので身体の感覚に意識をむけましょう。潜在意識にあるセルフイメージとつながる瞬間です。
身体と心の状態は連動しているので、身体の姿勢や使いかたを変えるだけでも心が変わります。
8.眠ってしまっても構わない
潜在意識に通じる手段としてもちいる瞑想。瞑想をするときは目を閉じるため、そのまま眠ってしまうこともあります。
目を閉じることは、イコール眠ることだと、潜在意識のなかで認識しているからです。
ただし、潜在意識を書き換えることで、現実をよりよいものにしたいのなら、瞑想にて「半覚醒」にとどまる実践を意識してください。
関連記事:瞑想と睡眠時間の関係、瞑想のもたらす3つの効果を実体験レポート
9.具体的な行動をイメージ
具体性をもった行動イメージは、潜在意識にも明確に刷り込まれます。寝る前にポジティブな内容をイメージしてください。
例えば、あなたは海外旅行はどこに行きたいですか? ハワイに行くならひとりよりは、誰かと行ったほうがよいでしょうか? ホテルはどこに泊まりますか?
というように、どんどん掘り下げて具体的にイメージをします。あくまでポジティブにとらえてください。それだけで幸せを感じませんか? この意識が現実を変えていくのです。
ポイントは半覚醒状態
「半覚醒」のときが、潜在意識の内容を知り、内容を書き換える唯一のチャンス。「潜在意識の書き換え」すなわち覚醒が起こります。
ドミノのような連鎖が起きるため、顕在化され現実においても大きな変化が訪れるでしょう。
一方、完全に寝入っている睡眠状態では、100%潜在意識のなかにいます。
潜在意識に触れられるのは、海上の氷山でいう海と大気のあいだ、「喫水面」です。「喫水面」がいわゆる「半覚醒」の状態で、潜在意識の入り口にほかなりません。
起きてはいるが、寝てもいるといった「まどろんでいる」「寝ぼけている」状態です。「夢」をみたり、場合によっては「金縛り」を体験したりするのも半覚醒のときです。
潜在意識と引き寄せの関係
潜在意識の書き換えや覚醒が、現実世界の変化をもたらすと先に述べました。
「変化」の感覚とは、すべての境界がなくなる感じ、すべての人や物がつながりをもって、ごちゃ混ぜになる感じ。この感覚がいわゆる「引き寄せ」です。
お金や人との出会いにおいて、注目される点です。くわしくみていきましょう。
1.お金の問題
「もっとお金がほしい」という意識は、潜在意識にとっては「お金がない」現実をつくりだしてしまいます。
一方、お金の循環とは「幸せ」の運気がもたらします。幸せはめぐり会った人との関係でもたらされるもの。お金は出会った人、さらにはその人のエネルギー(波動)が運んでくると、考えればよいです。
あわせて「お金は楽をして稼ぐものではない」「汗水たらして稼ぐもの」。さらには「お金は汚いもの」といった固定観念は、いっそうお金を遠ざける要因です。
潜在意識において「ブロック」となるこの観念から離れて自由になる。そして、「ブロック解除」がとても重要になります。
2.恋愛(片思い・復縁・結婚)
恋愛についても同じです。幸せを求める意識が、人を引き寄せます。といっても、恋愛すべてがあなたの思い通りになりません。
引き寄せとは、頭のなかでイメージしたことが起こる法則ではありません。
自分の心のありかた、「波動」というエネルギーにあったものが現実としてあらわれます。
片思いをしているときは、「あの人に振り向いてもらいたい」「自分を認めてもらいたい」と考えがち。これは潜在意識のなかにある、あの人に振り向いてもらえず、認めてもらえないという「満たされていない」気持ちのあらわれ。
もっといえば、無意識に「あの人の気持ちを思いどおりにしたい波動」や、「攻撃的なエネルギー」のあらわれです。
思いどおりにさせるエネルギーに直面した相手は、無意識のレベルで警戒するため、逆に片思いは成就しません。
願望がかなうときは、あなたの心が満たされていて結果に執着をしていないときです。
片思いを成就させたい人が取り組むべきは、
- 「相手が振り向いてくれなくても十分幸せだ」という認識
- 潜在意識にある「自分づくり」
です。
意中の相手は「求めなくても幸せであるあなた」に引き寄せられます。「求めるなら求めるな」という逆説的な法則、これが「引き寄せ」の正体です。
同じように結婚相手がみつからなくて悩んでいるという人も、「結婚できなくても幸せだ」と自分を愛する意識が、結婚を引き寄せる最短ルートです。
恋愛や結婚に執着して相手と離別した人も、あらためて「今の自分で十分幸せ」と心から理解し、かつてのパートナーに感謝できたら、復縁の芽も生まれるでしょう。
3.人間関係の悩み
根本的な解決のヒントとなるのが、潜在意識下の「セルフイメージ」への気づきです。
「人間関係がうまくいかない」悩みに対して、私たちはさまざまな努力をします。
その努力は職場であれば「部署を異動する」「転職する」「自己啓発本を読む」といった、環境や行動を変えることが多いです。しかし、根本的な解決にならないほうが多いのではないでしょうか。
人は潜在意識にある「心理的な前提」を通して現実世界をみています。例えば、幼少期に心に「自分は愛されない」という心理的前提を潜在意識にもってしまうとします。
人間関係の悩みとは、目の前で起きている現実に、自分だけの解釈をつけているために起きているといって過言ではありません。自分で今の状況を「引き寄せている」と考えるべきです。
人間関係がうまくいかないときとは、自分自身の潜在意識にあるセルフイメージや思い込みに気づくための機会です。
私が潜在意識を感じたエピソード
私自身、多くの人々に「気づき」をもってもらえる役割として、講師として講演活動などを広げていきたいという思いがありました。
もともと雄弁に話すどころか、人前で話すことも躊躇(ちゅうちょ)するタイプ。しかし、自分の得意分野を人にプレゼンテーションする「喜び」について、さまざまな人が幸せになるイメージを瞑想など通じ重ねていきました。
ある日、業界団体において、日頃の研究成果などを発表する機会がめぐってきたのです。このとき、壇上では自分と聴衆との境界を感じなくなるような、はじめて体験する感覚があったのを覚えています。
「自分がなにを話すか」というよりは「聴衆が自分を通じて言葉を作りだしている」といった不思議な感覚がありました。潜在意識が自分をつき動かすような感じです。
このような機会が得られたことや、結果として最優秀プレゼンの評価とともに、新聞等のメディアで取り上げられるなどの「引き寄せ」を得られたのも大きかったです。
「潜在意識が今につながるってこういうことなのか」と感じる体験でもありました。
潜在意識を覚醒させるまとめ
潜在意識の覚醒について、さまざまな角度でお伝えしました。
- なるべく物が少ない場所で瞑想をおこなう
- リラックスできる色を活用する
- 音楽を使う
- 深呼吸をする
- へそ下三寸丹田を意識する
- リラックスできる姿勢で瞑想をする
- 身体に意識を集中する
- 眠ってしまっても構わない
- 具体的な行動をイメージ
願望を叶えるためには、潜在意識になにかを直接要求することではありません。
「自分がどうありたいか」という自分づくりが大切であること。その結果、今の自分に見合った状況がどうめぐってくるのかを考える。それが、願望を叶える近道であり、潜在意識とのつきあいかたです。
潜在意識の覚醒によって、あなたの人生が実りあるものになりますように。